仙台で活動するエモーショナルなメロコアバンド Ys RayのCDジャケットを制作しました。
2011年3月11日の震災での無力感や大切な人を救えなかったことへの後悔の気持ちを書いた曲だそうです。
CDジャケットデザインは瓦礫だらけの海岸に、皆既日食の下で踊る悲しそうなピエロを描いてほしいという要望で作成しました。悲しげな雰囲気で曲に込めた想いを表現してほしいという事でした。
今回は2ページスリムケースプレスのご注文をいただきました。
今回のCDジャケットはメインとなるピエロはイラストで描きましたがその他の海や空、瓦礫の山などの写真を合成して作成しています。
特に瓦礫はイラストで描くとなかなかリアルに作るのは大変な作業ですが写真を合成することでリアルに作成することができました。
また写真やイラストを合成して作成するとカラーのトーンがバラバラになりやすいので最後に1枚の絵として違和感が無いように上手く調節しています。
タイトル文字は悲しげな雰囲気のジャケットとマッチするような主張しすぎないフォントを選んでいます。
暗い雰囲気のジャケットではありますがきれいな星空と皆既日食が印象的なCDジャケットに仕上がりました。