ボーカリストが独学で歌唱力を上げるための4つのポイント

2019.11.8

ボーカル 練習 歌い方

歌を歌っていると、もっと歌がうまくなりたい、表現力を高めたいなど歌唱力の向上を求めるようになってきますよね。

歌唱力を上げるとなるとボイストレーニングに通うのが一般的。しかし、忙しさや受講料の高さからなかなか手が出ないという方も多いのではないでしょうか。

そこで独学で歌唱力を上げる方法やその時に必要な考え方についてまとめてみました!

独学でも一般的な歌がうまいレベルには十分上がれるので、そのポイントをチェックしていきましょう。

自分の声がどう聞こえているかを知る

自分が自分の声だと認識している声と周りの人が聞いている声は違います。自分の声を録音してその声を聴いてみると、なんだか自分の声じゃないような気がしますよね。これは音の伝わり方が違うからなんです。

 

自分が聞く自分の声は骨伝導といって喉を震わせて出た音が顎の骨を伝わって脳内響いています。それに対し周りの聞く音は空気中を伝わって耳から入る音なんですね。

歌を歌う時に録音して自分の歌を確認することがあると思いますが、録音された音声が周りの聞いている音ということになります。まずは自分の声を録音してどんな風に聞こえているかを把握することが大切です。

 

そして何度も歌を録音して再生して歌を修正してというのを繰り返していると、だんだん自分が聞いている声と周りが聞いている声が一致してくるようになります。そうすると歌いながらどう聞こえているかが分かるので、自分の声をコントロールしやすくなるんですね。

 

今はスマートフォンの録音性能が非常に高くなっているので、カラオケアプリを使いながら何度も録音して、自分が聞く音声と録音音声の感覚を一致させていきましょう。

ボイストレーニング動画で学ぶ

芸能事務所に所属するミュージシャンの方々はみんな基本的な歌唱力が高く、歌のうまさではなかなか優劣がつかないそう。しかもボイストレーニングには通ったことがなくYoutube上に上がっているボイストレーニング動画を見て練習している人たちが多いそうです。

 

私もいくつかYoutube上のボイストレーニング動画をチェックしてみましたが確かによくあるトレーニング内容から悩み別のトレーニングまで様々な動画が投稿されています。内容も分かりやすいものが多く、映像で見られるので体の使い方も捉えやすいです。

 

昔は本でトレーニング方法を学ぶことは出来ましたが、本と動画では情報量が圧倒的に違うのでボイストレーニング動画は無料で手に入る質のいい教材といえるでしょう。しかし、一人ひとり体は違うので自分が取り組みやすくしっくりくるトレーニングを選ぶことをおすすめします。無理に誰かに合わせようとしすぎると、かえって変に力が入って歌いづらくなったりするので要注意です。本当にたくさんの動画が上がっているのでぜひ自分と相性の合う動画を見つけて取り組んでみてください。

歌のうまい人とカラオケに行く

歌のうまい人とカラオケに行きつづけると、間違いなく歌がうまくなっていきます。歌っている様子が近くで見れるので、どう体を使っているのか、どんな節回し、息遣いなどをするのかなど細かくチェックできるので学べることが多いのです。そして自分が歌う番になったら、気になったところやマネしたいところを歌いながら改善します。もちろんすぐに再現できるわけではないですが、何度も同じ人とカラオケに行っていると自然と習得できるようになっていくんですね

 

周りに歌がうまい人がいないという人はSNS上でカラオケ仲間を募ってみるのもいいでしょう。SNSでカラオケ仲間を探している人は歌がうまいひとが多いので、そういった人たちとつながるとカラオケに行くだけでどんどん歌が上達することでしょう。何を知るかよりも誰を知るか、歌唱力アップにおける重要な点ですね。

すぐ上達しようとしない、肩の力を抜く

ボイストレーニングを始める人のなかで陥りがちなワナがあります。それはすぐ効果が出ることを期待してしまうことです。歌唱力はトレーニングでもちろん伸びてはいきますが、階段を一段一段上がるように上達するのではなく、ある時自分でもびっくりするくらいに一気に上達します。

 

筆者も実際のボイストレーニングを受けていたのですが、なかなかトレーニングをしても上達せず、1年ほど通ってあきらめかけた時に肩の力が抜けたことで一気に声が出せるようになり、そこからみるみる上達したという経験があるんですね。これは独学でトレーニングをしていても同じで、上手くなろうと力めば力むほど変に力が入って声が出なくなったり音が捉えられなくなったりするのです。

 

しかし、トレーニングを続けていることで着実に歌を歌うのに必要な筋肉は鍛えられています。要するにいかに力まず、気楽にできるかがカギになるんです。うまくなろうとすることはもちろん大切ですが、それよりも歌を楽しみ、成果を求めすぎず、トレーニングを習慣化することが一番大切です。ボイストレーニングや練習は地味なものが多いですが、確実に発声に良い影響を与えます。習慣化さえしてしまえばこっちのもの。楽しんで歌っているうちに、急にコツをつかんで歌唱力が劇的に伸びる瞬間を迎えるでしょう。

 

最後に

いかがだったでしょうか。

今は歌がうまくなるための情報をいくらでもネット上から拾ってくることができる時代です。大事なのは自分の体に合った練習方法を選ぶことと、うまくなろうと力みすぎないこと、そして歌うことを楽しみながらトレーニングを継続すること。この3つをおさえながらトレーニングを続けていけば必ず歌唱力は向上していきますので、まずは自分の声を録音して聞くところから始めてみてください。

 

自分の体という唯一無二の楽器を磨いて、もっと音楽を楽しんでいきましょう!

 

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プロフィール

よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚