SUREのSM57と言えば

2017.7.30

SURE SM57

SUREのSM57と言えば、楽器のレコーディング現場やライブ会場で古くから使われている有名なダイナミックマイクです。どこのスタジオにも置いてあると言っても過言ではない位、多くのスタジオで見かけますね。

 

でも、何でSM57ってこんなに愛されているんですかね?今回はSM57が愛されている理由について紹介していきます!

SM57はとにかく頑丈

SM57に限らず、SUREのSM58も共通して言われていることですが、とにかく頑丈です!ちょっとぶつけた程度では何の心配もいらないどころか、落としても平気な時があります。いや、叩き付けるのは流石にダメですからね?

 

丈夫なので、ライブでの楽器用マイクとしても好んで使われていますね。アマチュアのライブでは、ステージも狭いので誤って演者がマイクにぶつかってしまったり、ドラマーが間違えてセッティングしてあるマイクを叩いてしまうこともあります。ですが、SM-57はその程度では壊れないので、ライブハウス側としても安心して使うことができるんです。

 

やったことはありませんが、水だけはすぐ壊れると思います。あくまで、通常使用の範囲内という前提で聞いて下さいね!

慣れた音

SM57が発売されたのは1965年です。もう50年以上経っているのに、いまだに現役でプロアマ問わず愛用されているって凄いですね。音を録る側の人間にとっては、慣れた音っていうのは凄く大事です。演奏する人が変わって、使う楽器が変わって、毎回録る物が変化するのは当たり前のことですが、そんな時にこそ、基本となる音が必要になってきます。

 

SM57は古くから多くの現場で使われているので、録る側も音の傾向などを熟知しています。よって、SM57を基準にしてマイクを決めていったり、そのまま録音が始まったりと重宝されているのです。もちろん、現代ではSM57よりも優れた音のマイクもありますし、もっと安いマイクもあります。SM57が全く癖の無い原音に忠実なマイクだという話も聞きません。それでも、SM57が業界の基準なのです。

優れたコストパフォーマンス

価格面でもSM57には魅力があります。場所によっては、新品でも1万円を切る値段で購入出来ちゃいます。

 

バンドでセルフレコーディングをしたいけれど、お金が無いという方には特におススメですね。SM57はマイクとして定番になっているので、中古品も数多く出回っています。アマチュアのバンドや宅録家で予算が厳しい人は、割り切って中古品を購入してみるのも良いでしょう。

SM57なら幅広い用途に使える

ライブハウスではドラムやギターアンプの収音に複数のマイクを必要としますが、SM57はシンバルのオンマイク、スネア、タム、ギターアンプにも幅広く使えます。また、ドラム周りのマイクをSM57に統一することで、音にも統一感が出てくるので相乗効果にもなります。

 

SM57は低音はあまり拾えないので、ドラムのバスドラムやフロアタムでは厳しい時もありますが、それを差し引いても優秀です。SM57は楽器の収音に使われているイメージが一般的ですが、意外にボーカルにも使えちゃいます。

 

SM58と比べると若干低音が弱くなる傾向がありますが、女性ボーカルなどの場合には、逆に低音がスッキリして良い結果を生むこともあるんです。ボーカルに使う時は、別途ウインドスクリーンは用意した方がフカレが減って良いでしょう。

SM57の口コミ

実際にSM57を使った人の口コミを紹介します。

・すでに何本か持っているけれど、また買ってしまった

・ギター、ドラム、生ピアノに使っています

・ドラムの録音用に最初に買いたいマイクです

・三味線や尺八のPAに使っていますが、重宝しています

・ボンゴやコンガにも使えて気に入っている

 

皆さん、本当に幅広い種類の楽器の収音に使っていますね!前述の口コミにも共通していますが、やはり低音を拾うパートではSM57は登場していない様子です。低音は低音専用のマイクが販売されているので、SM57で無理をせずに、低音専用のマイクを使った方が良い結果になります。

SM57の仕様

SM57はダイナミックマイクです。コンデンサーではないので、当然ファンタム電源は必要ありません。

 

SUREから公表されている周波数特性は40Hz~15kHzとなっていますが、低音はあまり拾わないと思って下さい。高音もコンデンサーと比較すると、SM57の方が弱くなります。中音は綺麗に拾ってくれますね。この特性を活かして、スネアやギターアンプの収音に特に愛用されています。

 

出力インピーダンスは150Ωになっています。新品で購入すると、マイクホルダー、ソフトケース、変換ネジがセットで付いてきます。ウインドスクリーンは別売りになっているので、注意して下さい。

 

SM57は先端のグリルがクルクルと回ってしまいますが、これは故障ではありません。クルクル回っても、グリルが外れることは無いので、気にせずに使用しましょう!私も最初は不良品かと思いました。

 

これからもSM57は多くの現場で活躍するマイクなので、音の癖や使い方を覚えておくと役に立ってきます。試しに1本購入して遊んでみましょう!

 

今日は以上です。

 

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プロフィール

よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚