2017.11.6
一般的にベースギターは単音楽器であり、ボトムを押さえる楽器という認識が普通です。しかし今回はその概念を吹き飛ばしてしまうほどに豊かな表現を実現したスーパーベースプレイヤーの面々をご紹介いたしましょう。見ているだけで驚きとベーシストであれば挑戦してみたいと思ってしまうような内容を取り揃えました。ぜひともこちらを見て挑戦してほしいと思います。
現在のベーシスト界においてプレイヤーとしてNo.1と言っても過言ではないのが「ヴィクター・ウッテン」さん。どんな奏法であってもそつなく演奏し、様々な表現を使ってベースという楽器の可能性を広げています。彼の真骨頂となりつつある「ループステーション」を使用したベース一本での楽曲演奏。楽曲の細部までを理解し、ベースの音の響きを考えながらその場で一曲を表現してしまう能力はまさしく天才の域。このほかにもタッピングでのコード感を生かした曲やハーモニクスをうまく取り入れた曲など今までベースが発展しながら構築されてきたすべての奏法とこれからの可能性を示すベース界のパイオニアでもあります。
日本だけではなく、世界のベーシストから「Bass Ninja」という愛称で呼ばれているのが「今沢カゲロウ」さんです。6弦ベースを使用し、指弾き、スラップ、タッピングという様々な奏法を駆使して自分の音楽の世界を構築し、素晴らしい楽曲を提供されています。その指先は忍者のごとく素早く、時には動いていないようにも見える高速フレーズなどを確認することができます。コードとメロディを同時に指弾きとタッピングで弾きこなす姿はそこまで一人でやってしまうのと驚愕してしまいますね。
「ベースの魅力と可能性を探求する」ソロベース研究所所長という肩書を持ち、様々な名曲をベース一本で表現する方法を提示しているのが「山口ソウヘイ」さん。ほかにもヒッチハイカーとして日本縦断をしたり、上級心理カウンセラーの資格を持っているなど多方面で活躍されています。以前から存在していた「ソロベース」という分野をより一層普及させようと ご尽力されていらっしゃいます。ベースばかりを練習していると単音楽器の宿命としてやはりコード感というのは、なかなか身につかない方もいらっしゃると思います。しかし、この「ソロベース」を演奏することで少しずつですが全体の楽器のアンサンブルもベーシストとして身に付けられると思います。ベース一本で楽曲のアンサンブルを表現してしまうその指先は見とれてしまいます。
日本におけるベースヒーローといえばこの方「KenKen」さん。独自の世界観を持ち、あくなきその探求心によって生み出される音の海は聴く者を圧倒します。彼の存在によって日本でのベースの市民権は広がり、地味な楽器という印象が一気に変わったのは皆さんご存知の通りだと思います。歌謡曲のメインメロディをベースで表現しながらも途中でチューニングを下げたり、深いディレイ効果の音色を入れたりと誰もが考えつかないような演奏法を提示してくれるのは彼の醍醐味ともいえるでしょう。ギターやドラムも自身で演奏して楽曲構築してしまうその能力と感性はベースをカッコよく見せてい人は必ず見るべきだと思います。
「JINO」こと「日野賢二」や「ナルチョ」の愛称で知られる「鳴瀬喜博」などのその能力を認められ、今現在、ベーシストとしての活動のみならず、音楽プロデューサーや作曲家としても活躍しているのが「村田隆行」さんです。楽器メーカー「Roland/BOSS」社の依頼により「GT10B」「VB99」などのベース用エフェクターのサウンド制作に参加されており、エフェクターの内容についても造詣が深く、「ループステーション」による演奏も素晴らしいサウンドが構築されています。これからの時代を支えていくベーシストの一人として注目されている逸材です。
動画配信サイトである「YouTube」から突如飛び出したスターであるのがアメリカで活動している「Pinn Panelle」の元ベーシストである「ネイサン・ナバロ」です。今までのベースの概念を大きく覆し、エフェクターを多用。様々な音色でダンスミュージックを中心に制作、そして動画を公開されています。特にベースが生きるダブステップの楽曲のクオリティーは驚愕ものです。これも「Source Audio」社による「Hot Hand Controller」による恩恵も大きいところではあるが、人力でダブステップを表現しようと思うあたりには音楽家としてのセンスが大きくかかわります。しかし彼は見事にそれを成し遂げています。
最後に取り上げるのはグループです。日本で立ち上がった素晴らしいベーシストたちによる共演をメインとして活動している「PROJECT B.」です。一つのリズムトラックに対して、高い技術を持ったベーシストたちが自分の感性によりベーストラックを作製し、一曲に仕上げています。片方はコードで片方は高速指弾き、タッピングなどといった今までのベース演奏にとらわれない自由なベース音源が特徴です。最近では海外のベーシストも参加し始めており、その輪はさらに広がりそうです。あまりにもバカテクすぎてそこまですると思ってしまう内容も多々あり、見ごたえ抜群です。
今日は以上です
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よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚