どうしてこうなった?ダサくて奇妙なCDジャケット8選

2017.5.14

ダサくて奇妙なCDジャケット

会社の顔が営業ならば、CDの顔がジャケットです。どんなに素晴らしい音楽を作っても、聴いてもらうことができなければ意味はありません。人目を惹くジャケットにすることで、CDを手に取り、音楽を聴いてもらえる確率はぐっと高くなります。しかし、だからといって音楽性からかけ離れた奇をてらったジャケットというのはいかがなものでしょうか。

 

今回は、そのギリギリのラインを狙った奇妙で目を惹くCDのジャケットをご紹介していきます。

Satan Is Real / The Louvin Brothers

The Louvin Brothers(ルービン・ブラザーズ)は言わずと知れたアメリカ合衆国を代表するカントリーミュージシャンで、兄アイラと弟チャーリーのルービン兄弟によるユニットです。カントリーミュージックの普及に大きく貢献しました。

 

「Satan Is Real」は、彼らの7作目にあたるアルバムで、1959年に発表されました。アルバムタイトルとは裏腹にリアルさの欠片もない悪魔の姿には失笑を禁じえません。本作のアートワークは、音楽界を代表する奇妙なCDジャケットとして世界中で広く知られています。

Rat On! / Swamp Dogg

Swamp Dogg(スワンプ・ドッグ)は、アメリカ合衆国はヴァージニア州出身のシンガーソングライター/プロデューサーで、ソウル界随一の変人としても知られています。「Rat On!」は、彼の2作目にあたるアルバムで、1971年に発表されました。アルバムタイトルのとおり、大きなネズミに乗ってガッツポーズを決めるご本人を写したアートワークは、彼の変人ぶりを裏付けているかのようです。

Narita / Riot

Riot(ライオット)は、アメリカ合衆国はニューヨーク州で結成されたヘヴィメタルバンドです。昨年行われたメタルフェスLOUDPARK2016でのステージが記憶に新しいという方も少なくないでしょう。

 

「Narita(成田)」は、彼らの2枚目にあたるアルバムで、1979年に発表されました。飛び立つ飛行機をバックに、マサカリを手にしてアザラシのマスクを被った力士が凄まじい存在感を放っている本作のアートワークは、他に類を見ないダサさ。どうしたらこのようなデザインを思いつくことができるのでしょうか……。

Beastiality / The Handsome Beasts

The Handsome Beasts(ハンサム・ビースツ)は、イングランドはウェスト・ミッドランズで結成されたヘヴィメタルバンドです。「Beastiality」は、彼らの1作目にあたるアルバム作品で、1981年に発表されました。よく肥えた豚と肥満の男(しかも全裸)が仲良く写るアートワークには、文明社会に対する皮肉のようなものが込められているような気がしますが、男がなぜかしっかりと靴下を履いていることに気がついたら、そんなことはどうでもよくなってきました。

Live It Up / Crosby, Stills & Nash

Crosby, Stills & Nash(クロスビー・スティルス・アンド・ナッシュ)は、アメリカ合衆国はカリフォルニア州で結成されたロックバンドです。後にソロ・ギタリストとしても有名なニール・ヤングが加わり、Crosby, Stills, Nash & Young(クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤング)として活動しました。

 

「Live It Up」は、彼らの通算8枚目にあたるアルバムで、1990年に発表されました。本作のアートワークでは、月面に生えた巨大なソーセージの串刺し越しに地球が顔を覗かせています。作業着姿の男たちがソーセージを点検(?)しようとしていたりと、意味不明すぎてもはやお手上げです。

Trampoline / Joe Henry

Joe Henry(ジョー・ヘンリー)は、アメリカ合衆国はノースキャロライナ州出身のシンガーソングライター/プロデューサーです。唯一無二の音楽を創りだすシンガーソングライター、そしてアメリカの音楽界を活性化させる名プロデューサーとして辣腕を振るっています。

 

「Trampoline」は、彼の6作目にあたるアルバムで、1996年に発表されました。本作には、同じくアメリカで活躍するオルタナティヴメタルバンドHelmet(ヘルメット)のギタリスト、ペイジ・ハミルトンが参加しています。ブリーフ一丁でぼんやり立ち尽くすアートワークからは、タイトルから連想されるような躍動感は一切感じられません。

Wolf / Wolf

Wolf(ウルフ)は、スウェーデンはエレブルーで結成されたスピードメタルバンドです。「Wolf」は彼らの1作目にあたるアルバムで、2000年に発表されました。本作のアートワークには、バンド名そしてアルバムタイトルに因んで狼男の姿が描かれているのですが、古臭くてチープな絵柄には思わず脱力してしまいます。とても2000年に発表されたアルバムとは思えないレトロな雰囲気が漂っています。

Limits of Desire / Small Black

Small Black(スモール・ブラック)は、アメリカ合衆国はニューヨーク州で結成されたチルウェイヴバンドです。Chillwave(チルウェイヴ)とはシンセポップにアンビエントの要素を取り入れた音楽ジャンルを指し、Glo-fi(グローファイ)とも呼ばれます。

 

「Limits of Desire」は、彼らの2作目にあたるアルバムで、2013年に発表されました。ワニが蠢く沼地の傍で脚立に乗った裸の男女が抱き合うアートワークは、“シュール”のひとこと。人間の欲望が孕む危うさと滑稽さを描いている……かどうかは分かりませんが、一見しただけではわからない深い含蓄があるようにも感じられます。

 

一筋縄ではいかない個性的なCDジャケットの数々をご紹介いたしました。

みなさんはどう感じられたでしょうか。

 


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プロフィール

よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚