2016.12.3
11月10日にユーザー数世界No.1の音楽ストリーミング配信サービスSpotify[スポティファイ]が日本で一般公開されました。
音楽ストリーミングサービスとは近年スマホユーザーの間で浸透してきている音楽配信形態です。
⇒ユーザー数世界No.1の音楽ストリーミング配信サービスSpotify
これまではitunesなどのダウンロード型の音楽配信が主流でした。しかし2015年にApple Music、LINE MUSIC、Google Play Musicなどの定額ストリーミングサービスが相次いで参入し、音楽配信サービスの形が大きな変換期を迎えています。
ただストリーミングサービスが普及してきたとはいえ初めてitunesが日本にやってきた時のようなインパクトはまだなかったというのが正直なところだったと思います。
そんなストリーミングサービスの現状を打破しそうな新サービスがSpotify[スポティファイ]なのです。
Spotifyは登録楽曲数4000万曲以上、ユーザー数全世界1億人以上の世界最大の音楽ストリーミング配信サービスです。
なぜ「ストリーミングサービスの現状を打破しそう」かというと他のストリーミングサービスとは違い無料で音楽を聴くことができ、誰でも気軽に利用できるからです。
これまでのストリーミングサービスは1,000円前後/月かかりましたので登録をためらう方も少なくありませんでした。無料サービスのSpotifyが今後どれだけ日本でのユーザー数を増やすことができるのか非常に注目されています。
【対応するプラットフォーム】
スマホやタブレット、PC、PlayStation3、PlayStation4に対応しています。
Spotifyの料金プランは2種類用意されています。
●無料で利用できる「Spotify Free」
●月額980円の「Spotify Premium」です。
公式サイトより引用
「Spotify Free」は無料の代わりにスマートフォンで利用する場合はアーティスト別、アルバム別、プレイリスト内からシャッフルで曲が再生されます。
タブレット、PC、PlayStation3、PlayStation4の場合は月に15時間まではシャッフルプレイなしで個別に曲を再生できます。15時間を超えるとスマホ同様シャッフルプレイのみの再生となります。
また「Spotify Free」の場合は曲の間に時々広告が挿入されます。これは無料サービスの宿命と言えます。
その他には
●オフライン再生ができない
●スキップができない
●再生できない曲がある
●プレミアム版に比べ音質に差がある(そこまで違いわはわからない)
などの「Spotify Premium」との違いがあります。
月額980円の定額制でスマホ、タブレット、PC、PlayStation3、PlayStation4どのディバイスでも個別に曲再生が可能で広告表示もありません。
また320kbpsのビットレートでの再生が可能で「Spotify Free」よりも高音質です。さらに曲をダウンロードしてオフライン再生ができるのも嬉しい点です。
主な機能
●どのディバイスでも個別再生が可能
●広告表示なし
●高音質
●オフライン再生可能(ダウンロード再生)
●スキップ無制限
●全トラック視聴可能
Spotifyの特徴的な機能は何と言っても強力なレコメンド機能(おすすめ選曲)です。
一例を挙げると
●一般ユーザーのプレイリストが閲覧可能
●公式プレイリストが豊富
●自分の過去に聴いた曲を元に毎週月曜日に届くレコメンドプレイリスト「Discover Weekly」
●毎週金曜日にフォローしたアーティストの情報からレコメンドされる「Release Reader」
などがあります。
豊富なジャンルからプレイリストを選べます
日本版プレイリスト
最近聴いたものからオススメ
このような強力なレコメンド機能から同社はSpotifyを「音楽発見サービス」と呼んでいます。
なので好きなアーティストの曲だけを聴きたいという人だけでなく様々な音楽を広くたくさん聴きたい、音楽の知識を広げたいというユーザーにおススメです。
Spotifyは日本に先駆けて2008年から欧米で運営開始しているだけあって洋楽のラインナップが豊富です。最近のEDMなどのダンスミュージックからロック、ヒップホップまで4,000万曲以上が登録されています。
日本でのサービス開始を機に今後日本のアーティストも増えていくことは間違いでしょう。
現在のところ東京スカパラダイスオーケストラ、東京事変、ONE OK ROCK、[Alexandros]、RADWIMPS、BABYMETAL、EXILE、槇原敬之、加藤ミリヤなどの有名どころが登録されています。
(もちろん他にもたくさんあります)
他にはAKB48、ももいろクローバーZ、東京女子流やPASSPOなどのアイドルが充実している他、アニソンなどのプレイリストも豊富にあります。
検索機能が優秀なのでカタカナでも結構ヒットします。簡単にお気に入りの曲が探せます。
2015年のApple Music、LINE MUSIC、Google Play Musicなどの定額ストリーミングサービスの相次ぐ参入と今回のSpotifyの参入を見ても日本の音楽業界が今ストリーミングサービスに力を入れているのがわかります。
また、有名どころですとエイベックス・グループとAbemaTVを運営するサイバーエージェントが手掛ける「AWA」もSpotifyと似たような機能を無料で使えるサービスを開始しています。
これを見ても今後日本の音楽配信がダウンロードから定額ストリーミングにとって代わるのは明らかです。CD売上の減少が叫ばれていますがどうやって今後ストリーミング配信で音楽レーベルは売上拡大を図るのか注目です。
ストリーミングサービスが普及すると音楽レーベルやアーティストは収益化できなくなるという声が挙がっていますがそれは間違いであるとSpotify発祥のスウェーデンの事例をみるとわかります。
Spotifyの普及が進んでいるスウェーデンではレコード産業の売上が前年度比30%の成長を記録しています。2013年にはレコード産業絶頂期だった1999年の売上を超えたそうです。これは4人に1人という高い有料会員比率が下支えしています。
スウェーデン以外の欧州でもSpotifyを導入した国のデジタル売上の成長率が導入しない国を大きく上回っています。
一見アーティスト側が損をするように見える音楽ストリーミング配信ですがこれらの事例をみると音楽レーベルにとっても収益化に一役買いそうです。でなければ日本の音楽業界がこぞって参入するはずありません。
まずは日本での会員数と有料会員へのアップグレードがどれだけ増えるのか。そしてどのストリーミングサービスが日本での市民権を得るのか注目したいと思います。
11月10日にユーザー数世界No.1の音楽ストリーミング配信サービスSpotify[スポティファイ]が日本で一般公開されました。登録楽曲数4000万曲以上
⇒ユーザー数世界No.1の音楽ストリーミング配信サービスSpotify
対応するプラットフォームはスマホやタブレット、PC、PlayStation3、PlayStation4。
料金形態は2種類
●無料で利用できる「Spotify Free」
・シャッフルプレイのみ
・広告あり
●月額980円の「Spotify Premium」
・個別再生
・スキップ可能
・広告なし
・高音質
・オフライン再生可能
日本でも音楽ストリーミングがダウンロード配信にとって代わることは確実です。
今後どのサービスが普及していくのか注目されています。
今日は以上です。
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よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚