音が飛ぶ方向把握してる??ライブやリハーサルで意識しておきたいスピーカーの特徴

2017.7.15

スピーカー 特徴

バンドマンは何かとお世話になっている「スピーカー」。当たり前のように使っていたりもしますが、突き詰めると意外と奥が深いものです。

 

今回は「スピーカー」についてのあれこれをご紹介させて頂きます。

スピーカーはどこにあるか

バンドをやるうえで、思っている以上にお世話になっているのがスピーカーです。意外と普段から意識していないと、どこでどう使われているか、具体的に答えられない事も多いかと思います。

 

例として「ライブハウス」におけるスピーカーを想像してみましょう。まずは客席に向けた「メインスピーカー」。これはイメージしやすいかと思います。ステージの両サイド(裃)にあるのが一般的です。

 

次に演奏者に向けた「モニタースピーカー」。これは箱によって置き方がかなり変わりますが、必ずあると言って良いのがボーカルの足元とドラマーに向けたモニターです。そのほかはステージ前方に複数個並べていたり、ステージ袖にスタンドで立てていたりします。

 

メイン×2、モニター×4くらいが最低限必要なスピーカーの数かと思われます。それ以外はステージの広さや音の通りなどを計算したうえで配置されています。

 

「メインスピーカー」は一目瞭然でスピーカーだな、とわかりますが、「モニタースピーカー(特にサイドにスタンド立て)」は意外と背景に溶け込んで、意識していないと見落とす事もあるかと思います。不思議ですよね。

 

また、アンプのキャビネットはスピーカーの塊みたいなものです。「アンプ」という意識でいると、忘れてしまいがちですが。

スピーカーの特徴

バンドサウンドにおいて、スピーカーは音を出す上で必ずと言って良いほど必要になってきます。ボーカルやキーボードは当然の事ですが、ギターやベースのアンプもスピーカーですので、その特徴を必ず押さえましょう。

 

スピーカーには「指向性」があります。言い換えれば「音が飛ぶ方向」が決まっています。スピーカーの目の前にいれば音は良く聞こえますし、外れた場所にいれば聞き取りにくいことがあります。この辺りは誰しもが経験している事かと思います。

 

この指向性ですが、機種によって飛ぶ方向や角度などは様々です。ライブハウスのメインスピーカーを観察していると、いくつものスピーカーを、少しずつ角度を変えながら積み重ねてある場合がありますが、その場合は指向性を考慮して、フロア全体に音を飛ばすための工夫です。(観察してみると箱によって全然違うので面白いかも知れません)

 

演奏する側の場合、モニタースピーカーの位置を確認したうえでセッティング・リハーサルに臨むと良いかも知れません。ライブ中に「突然ボーカルが聞こえなくなった」「自分の音が聞こえなくなった」なんて経験のある方は、無意識のうちに「モニタースピーカー」の「可聴範囲」から外れてしまっている場合もありますので、頭の片隅に置いておいてみて下さい。

 

リハーサル時などに、アンプの角度を変えることがあるかとは思いますが、角度によって聞こえ方が変わってくる、というのは基礎知識かと思いますが、アンプのスピーカー同様、モニターの位置などを考えてみると、新しい発見があるかも知れません。

大型ライブにおけるスピーカー

大きな会場(ホールやスタジアム)などの場合、ライブハウスにおいてあるようなスピーカーでは出力が足りないのは想像に難くないと思います。規模が大きくなると、スピーカーから出る音が大きくなりますが、位置を変えることで可聴範囲を広くしています。具体的にはステージの上の方に「吊るすスピーカー」を使うことが挙げられます。

 

ステージの上の方から吊るされているスピーカーを目にしたことはないでしょうか?そのスピーカーは「ラインアレイ」というタイプで、いくつものスピーカーを並べて配置しますが、少しずつ角度を変え、なおかつ頭上から音を出すことによって、何千・何万と入る観客席の後ろの方までカバーしています。

 

そこまで大きなステージに立てるチャンスは稀かも知れませんが、もし立てるようなら「これが噂の」なんて観察してみて下さい。

 

超指向性スピーカー

スピーカーの中でも「超指向性スピーカー」と言われるスピーカーがあります。これは超音波使ったスピーカーで、「特定範囲の人にだけ」音を届ける、といった技術だそうです。将来的にはライブの現場でも導入されるかもしれません。

 

ライブハウスやホールなど、防音設備がしっかりしていたり、周辺に民家がないなど、条件の整った場所でやる分には良いですが、音の抜ける方向に民家がある野外などでは、ライブをすること自体がクレームの対象になる場合があるようです。

 

超指向性スピーカーが今後発展して、「ライブ会場だけを狙って音を出す」「周辺の環境には害はない」といったライブが出来るようになれば、今後のライブの環境は変わってくるかも知れません。完全な住宅密集地で爆音のライブ、なんてことができる日が来るかもしれませんね。

さいごに

最後の項目は蛇足ではありますが、バンドマンにとって、スピーカーはなくてはならない存在です。今回は簡単に触れさせて頂きましたが、普段から少し意識してみると、その奥深さがわかってくるかと思います。より良い音作りの為、音の仕組みの基となるスピーカーを意識してみるのも良いかも知れません。

 

以上です。

 


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よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚