DAW業界激震!SONARが開発中止に!これまでのSONARの歴史を紹介

2017.12.3

DAW SONAR

2017年11月、そのニュースは何の前触れも無く流れてきました。「Cakewalkが全製品の開発及び販売を終了する。」その中には、SONARも当然含まれています。Twitterでは、SONARユーザーの怒りと悲しみが書き込まれ、改めて人気のあるDAWだったんだと痛感しました。
今回は、その事件の詳細とSONARの歴史について述べたいと思います。

1.SONARとは?

sonar

SONARは、1995年に登場したDAW(デジタルオーディオワークステーション)ソフトウェアです。アメリカのCakewalk社が開発をし、発売当初から2013年の10月までは親会社であるRoland社が販売をしていました。2013年11月以降は、Cakewalk社がアメリカのGibson社の参加に入ったことで、Gibson参加のティアック社のブランドとして発売されます。
ほとんどのDAWがWindowsとMacの両方のOSで使えるマルチプラットフォームというスタイルの中、SONARは一貫してWindows専用というスタイルを貫いたことでも有名です。そのため、同じくWindows専用として登場したVocaloidユーザーとの相性が良かった事が記憶に新しいですね。SONARは、シェア率が決高いとは言えなかったDAWですが、愛着を持っていたユーザーが多数いたのも、また事実です。
2017年11月、Cakewalkが開発を終了すると宣言し、その歴史を閉じました。

2.GibsonとDAWの関係

gibson

そもそも、Cakewalk社がGibson社の傘下に入った背景には、Roland社内でSONARの開発を続けるのが困難な状況になっていたことと、Gibson社が事業拡大に積極的だったというお互いの利害が一致したからでした。Gibson社は、この買収によってソフトウェア市場に乗り出そうと考えていたのです。ですが、SONARユーザーには、ある一抹の不安がありました。
過去、Gibson社がとあるDAWを潰していたからです。そのDAWの名前は、Visionでした。
Visionも、Gibson社に買収されてからわずか1年後の1999年に開発終了になってしまいました。当時のVisionは、シーケンスソフトのシェアでトップクラスのシェア率を誇っていたにも関わらずです。開発終了の理由は、Gibson社の経営状態の悪化としか説明されていないので、真相は闇の中。今回のSONAR事件は、Gibson社にとって二度目のDAWの開発終了になります。長い音楽の歴史の中でも、DAWを2つ潰した会社は他にないでしょう。そのため、Gibson社に買収されたDAWは潰れるというジンクスが、より深まってしまいました。

3.SONARユーザーの救済

いくらGibson社を責めても、文句を並べても、SONARは復活しません。となると心配なのが、SONARユーザーの行く先です。今現在、人気のあるDAWと言われてすぐに浮かぶのは、CubaseとStudio One、そしてProtools位でしょうか。

 

ちょうどブラックフライデーの期間と被ったこともあり、CubaseとStudio Oneは早々にSONARユーザー向けの特別乗り換えプランを発表しました。これらを使うことで、SONARユーザーは格安でCubaseやStudio Oneに乗り換えることができます。格安でと言っても、本来使う必要の無いお金だし何より急過ぎる事態なので、すぐに乗り換えができないという人もいるでしょう。

 

今すぐ手持ちのSONARが使えなくなる訳ではないので、来年のブラックフライデーまで我慢するのも一つの手だと思います。ソフトウェアは、年に数回大きなセールをやるので、購入するタイミングはしっかりと考えて行動してくださいね。

4.これからのDAW業界はどうなる?

SONARが無くなることで、今後のDAW業界がどうなっていくのか個人的に予測します。現状ではCubaseがシェア率1位を独走していますね。

 

それを、今最も勢いのあるStudio Oneが猛追している状態です。今後も、この2つのDAWがシェア率を大きく占めていくのではないかと考えています。

cubase
Cubaseは使い勝手や価格など、あらゆる面で1番バランスが取れているDAWだと思います。それに、Cubaseなら使い方が分からなくなっても、ユーザーが多いのでネット上で聞きやすいというメリットがありますね。
後者のStudio Oneは、新しいDAWだけあって無駄な機能がありません。やや打ち込みがしにくい印象がありますが、それを補っても余る魅力があります。それは、最上位版だとマスタリングを行える点と、Melodyneが無料で付いてくる点です。これによって、作曲だけでなくミキシングからマスタリングまで、一貫してStudio Oneで完結させることが可能になりました。

studioone
Studio Oneは、まだまだ発展途上なのでアップデートの度に大きく成長しているDAWです。数年後、DAWのシェア率でトップになる可能性も十分にあるでしょう。それだけ大きな魅力を持ったDAWです。

 

今日は以上です


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よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚