2017.7.22
ベースギターの音がアンプから出音される際にその音色に影響するのはエフェクターだけではありません。機材と機材を繋ぐシールドケーブルの影響も大きく受けます。ケーブルなんてどうせ消耗品だし、どれ使っても一緒でしょなんて思っていたら大間違い。いいシールドケーブルを使わないと音痩せしてしまってせっかくの作り込んだ音色が水の泡なんてもこともありえます。今回はプロの現場でも使われているシールドケーブルをご紹介していきたいと思います。
出典先URL:https://item.rakuten.co.jp/chuya-online/41361/
日本の音響・放送業界で愛されている音響コードの老舗です。コストパフォーマンスも高いですが、品質も安定しています。
特徴として音質はフラットで癖はありません。ベースの特性を素直に出力へと繋いでくれます。
結構ケーブル自体は細いように感じますが耐久性は抜群。柔軟性も備えているので取り回しが楽なのも一つのメリットです。
厳しい環境で鍛え上げられてきた実績があるからこそプロミュージシャンもこぞって愛用しています。
出典先URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B00K25B7BO
エレキギター・ベースにおけるシールドケーブルの在り方を研究し、それぞれの楽器専用に特化したケーブルを開発しているのが「Monster Cable」です。楽器の電気的特性を考慮しているため、ギター・ベースに有ったケーブル設計がなされています。
ベース用として「MONSTER BASS」というケーブルが用意されています。使用すると分かりますが他のシールドケーブルに比べ野太い低音がアンプから放出されます。ケーブル一つでここまで音色が違うという体験ができます。プロベーシストにおいても多くの人が使用しています。
出典先URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B006AL3RAI
どちらかというとオーディオ用のケーブルとして世に知られているのが「BELDEN」です。オーディオは楽曲の再現性にこだわるマニアックな方になると使用するアンプ、スピーカー、ケーブルに至るまで厳選したものを使用します。そんな方々を唸らせる「BELDEN」にはベース用に開発したケーブルが存在します。
エレキベースの一番肝であるローやミッドの成分に着目し、ベースの存在を強調するサウンドが特徴です。シールドケーブルの作りも太くされており、耐久性に優れつつ取り回しやすいというのもまた良い点です。
出典先URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B017OTXB50
日本のケーブルメーカーとして有名なのが「CAJ(オーディオカスタムジャパン)」です。エフェクターなども手掛けていることから音に対するこだわりは強いというのが良く分かります。
楽器の素の音を活かすということを命題にフラットな特性でとても素直な音が再現できます。製品自体の柔軟性も抜群で、操作性の高いシールドケーブルとして高い人気を誇っています。
コストパフォーマンスにおいても優秀な部類に入るケーブルです。
出典先URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B004W6IFYG
日本に本社がありながら、その品質の高さから世界中にそのファンがいるハイエンドケーブルが「Providence」です。
ギターやベースのエフェクターなども作成しているため、楽器それぞれの特徴を熟知しており、ベースギターのメリットを引き出すように設計されたケーブルが販売されています。
ケーブルにおける問題として音痩せ、特に低音域への影響は大きいですが、「Providence」のケーブルに関してはそういった部分も加味されており、自分のお気に入り低音をアンプから再現する事が可能になるでしょう。
出典先URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B00J7P3D6M
ソルダーレスケーブルという特殊な方法で組まれているシールドケーブルを販売しているのが「George L’s」です。
半田を使用しない為に専用のプラグにケーブルを装着し、固定するだけというとてもシンプルな構造が修理しやすいということで人気が高いです。
ケーブル自体はとても細い為、音の劣化等が心配されますが、そこは心配なし。耐久精度も高いです。
原音に忠実な音を再現することを目的としており、多くのプロミュージシャンがこのケーブルを愛用しています。
出典先URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B000WM1X1Q
音響に関する様々なケーブルやワイヤレス機器などの老舗である「Ex-pro」。
上質な音とは楽器の持つ原音や倍音などの鳴りをそのままアンプから放出するという考えの元で作られたシールドケーブルは鳴らした音そのままを伝えることができます。
音痩せの対策に様々なアイディアがつぎ込まれており、一度使うと虜になってしまうミュージシャンも多いです。
幅広いレンジの表現を殺すことなく表現することができるのはこのケーブルが一番かもしれないですね。
たかがシールドケーブル、されどシールドケーブルといったように、ケーブル一つであなたの楽器の音に大きく作用します。
実際にはここで紹介した製品以外にもこだわりをもった良質のシールドケーブルはまだまだあります。
自分が思い描く音を再現するためにケーブルにこだわってみるのもよいのではないでしょうか?
今日は以上です。
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よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚