リズム隊がすべき練習法 その4

2017.12.27

リズム隊 ベース ドラム

ベースギターとドラムのリズム隊練習法も第4回目を迎えました。今まではベースとドラム個々の基本についてお話をしてきました。さて今回からは二人で練習する方法についてお話していきましょう。ついに出会ったベースとドラム。曲の土台となるこの二つの楽器がどのように合わさればよいリズムを表現できるのか。そしてよいリズムを作り出すための練習方法についてを紐解いていきたいと思います。

 

過去の記事はこちら

リズム隊がすべき練習法|ドラム、ベースのセッティングとチューニングを覚えよう

リズム隊がすべき練習法/ベースの基礎練習

リズム隊がすべき練習法/ドラムの基礎練習

ベースとドラムがそろったときに意識すること。

ベースとドラムが二人で練習する際にまず重要となるのはリズムの感覚が一緒のところにあるかどうかです。それはこれまでの練習法でお話してきたメトロノームによる音符の感覚があるかどうかということにもなります。

 

4ビートでリズムを鳴らしたとき、8ビート、16ビートと進んでいくなかで同じリズムの波を作れるかが重要です。そのためにも最初は単純なリズムでお互いの音の鳴らし方を確認することが良いと思います。
メトロノームでクリックを鳴らしながら、ドラムが8ビートを叩き、ベースは8ビートで演奏する。そしてリズムの鳴らし方に相違がないかを確認する方法がよいでしょう。この確認でリズムがうねるようになってしまうと楽曲の練習を始めたとしてもあまり出来としてはよくならないと思います。この練習を繰り返し、リズムの感覚を合わせることがまずよいリズム隊になる第一段階だと考えます。あとは音符の長さを注意しながら感じることです。
8ビートといっても実は鳴らす音の長さで印象が変わってしまいます。それは「ダダダダ」と「ダーダーダーダー」という弾き方では聞こえる感じは違いますよね。実際は音符にも長さがあり、それに対応した形で演奏しないと楽曲の良さは生かされません。少し伸ばすような表現が必要なのにぶつ切りのようにぶつぶつと音を切ってしまっては曲の印象がガラッと変わってしまいますよね。逆に力強く弾き、ぷつぷつ音を意図的に切りたいとき「ダー」という音を出してしまっては拍子抜けしてしまいます。このように上記に示した部分をベース、ドラムがお互いに気にかけながら練習することが大切だと考えます。

ジャズを演奏する人は必見、リズムの取り方について 【レイドバック、スウィングのリズムトレーニング】

様々なリズムを試してみる。

基本であるリズムの感覚がそろってきたらいろいろなリズムを試しながら練習をしていきましょう。感覚がそろってくると今度はどのように各楽器の持ち味を生かしていくのかというのが課題となってきます。それを考えるためにもいろいろなリズムを鳴らしながら音の掛け合いをしていくということが次のステージとなります。
最初は8ビートが最適でしょう。8ビートの次は16ビートへと移行していきましょう。この時にビートの裏を意識することが大切です。リズムにおいて裏を知ることは音の頭がよりシビアに管理できるので必要になります。音の裏を意識するリズムとしてファンクやレゲエ、スカミュージックなどが挙げられます。こういった音楽のリズムを練習することでよりリズムの表現にバリエーションがでるかと思います。そしてフレーズを意識するようにしていきましょう。
ドラムとベースそれぞれにフィルイン(おかず)を入れることでリズム自体が印象的なものになります。その時にお互いにどのような癖があるのかを確認し、ユニゾン(同じようにリズムを弾く)でも個々のフィルインが生かされるような弾き方を意識するべきかなと思います。だんだんこれがわかってくるとリズム隊の練習がどんどん楽しくなっていきます。

 

ここではドラムが叩いているけどベースは一音抜いてみようだとか、ここはドラムとは違う刻まずにドライブするようなうねるベースにしてみよう、ベースが長い音を出している間に印象的なドラムフレーズをつけてみようなど楽しい演出がどんどん浮かぶようになりますよ。

 

この内容についてはダイジェスト動画ではありますが面白い教材がありますのでご紹介いたします。もし興味のある方は購入し、確認してみるのもよいかとおもいます。様々なベースプレイヤーとドラマーでリズムの生かし方を考えており、リズム隊にとって何が重要であるのかというのがよくわかるかと思います。

ドラマーとベーシストのための最高のリズム隊の作り方 ~7人のプロに学ぶ思考と練習法~ダイジェス

今回はここまでにしましょう。いかがでしたでしょうか?リズム楽器というのは練習すればするほどその奥にある様々な音の仕組みについて理解していくことができます。
音の取り方、鳴らす音の長さなどのほんの少しの違いが楽曲に混じった時には大きく影響し、楽曲のイメージが違ってしまうということになっていきます。意識的にそうしているのであればよいのですが、まったく関係ない状態で起こっているのでは状況が全く違います。何事も基礎練習が重要でそして各楽器との合わせ方、格好いい魅せ方を研究していくとよいと思います。

 

今日は以上です

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よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚