2017.10.1
リズム隊の練習法第三弾!前回はベースに関して、弾き方の種類やその練習法についてお話しました。今回はリズムを司る「ドラム」に関して練習法について勉強していきたいと思います。弦楽器とは違い、体全体を使って音楽の基礎を作るドラムのスティックの握り方から基本的な叩き方、基礎練習方法について解説していきましょう。
最初は今までの情報の復習が必要だと思います。またドラムの役割から確認していきましょう。
ドラムとは?
・・・簡単にいうと曲全体のリズムと曲全体の長さを調節する役割をもちます。ドラムはタムと呼ばれる太鼓の部分とシンバルと呼ばれる鐘の部分がありますが、それらを用いて8ビートやシャッフルビート、三連符などのリズムの種類を打ち鳴らし、曲の区切り(Aメロやサビ)の転換を“フィル”と呼ばれるフレーズを駆使して他のプレイヤーにその情報を伝達するのです。
後は叩き方によって曲に抑揚をつけ、曲の盛り上がりや雰囲気を作る役割もあります。楽曲の舵取り役として小節の長さから楽曲の長さに関してコントロールをすることが最大の目的であるドラムの存在。はっきり言ってしまうとドラムの存在感が弱いと楽曲は一気にその形を失ってしまいます。ドラムの音というのは直接的なメロディなどには影響しませんが、リズムが狂うと一気に歌いにくくなってしまう。楽曲のその他音程を持つ楽器も自分のリズムやタイミングを崩してしまうのでその責任は重大であるといえるでしょう。
それではドラムの練習を始めていきましょう。ドラムのセッティングについては、練習法その1でお話していますのでご確認していただければと思います。セッティングの次は、ドラムを叩くために必要なスティックの持ち方となります。
【ドラム練習】スティックの持ち方|ABCミュージックスクール |初心者脱出①
動画でも出てきますが、ドラムのスティックの持ち方には大きく二種類あります。一つは「マッチドグリップ」ともう一つは「レギュラーグリップ」という持ち方になります。スティックをしっかり握りこむ形なのが「マッチドグリップ」です。長所としてはパワフルにドラミングができることが挙げられます。
そして手首の振りによって調整ができることと握り方が単純なために初心者向きであるといわれています。そして親指の位置や手首の返しの状態で3種類に分けられています。手の甲が上にくる「ジャーマン式」、親指が真上にくる「フレンチ式」、そしてその中間ぐらいの位置に親指が来る「アメリカン式」です。これは人それぞれの好みがあるのでいろいろと試してもらえると幸いです。
あとはマーチングドラムから生まれた「レギュラーグリップ」ですが、左手の握りが手の甲がひっくり返った形になります。パワフルなドラミングするのは難しくなってきますが細かなリズムのニュアンスを表現しやすくなるというメリットをもっています。最初にこの握り方にすると左右の音量に差が出て、バランスが取りにくいといったことがあります。そこは徐々に訓練を積み、慣れていく必要があるかと思います。
グリップの握り方がある程度、理解いただけたところからドラミングの基礎である8ビートの叩き方について学びましょう。
まずはキックの踏み方についてです。
【ドラム練習】バスドラムの踏み方|ABCミュージックスクール|初心者脱出④
小節の頭などを教えるために必要になるバスドラム。これが鳴らないと演奏している人たちは今どこを弾いていてどれくらいの長さで音を変えればいいのかがわからなくなってしまいます。ポイントとしてはつま先を上手に使うことですね。バスドラムの鳴らし方が分かったら、本格的に8ビートの叩き方に入りましょう。その解説は次の動画にあります。
【ドラム練習】8ビートの叩き方|ABCミュージックスクール|初心者脱出⑤
ハイハットを8つ鳴らしながら頭にバスドラム、間にフロアタムの音を入れることで8ビートが成立します。この一連の動作を覚えることが重要です。
ドラムの基礎練習もやはりベースと同様にメトロノームでテンポを感じながら、リズムを覚えることになるかと思います。ドラムに関するメトロノームでの練習法について解説動画を乗せます。
|||森谷ドラムスクール||| メトロノームの使い方。練習方法。
ベースとは違い、指だけではなく、両手、両足がバラバラに動きながら、リズムとして連動していくという行為はとても難しいです。ですがゆっくりとしたテンポでメトロノームを動かしながら、一つ一つの動作の確認をしていくことが最初にすべきことであることは確かです。これができるようになるとそれぞれに必要なテクニックにもすんなりと対応できるようになっていくかと思いますよ。確かに最初からかっこいいことがしたいと思うのは人誰しも思うことではありますが、ここは我慢して練習していくようにしましょう。大体1か月も練習すればすんなりと叩けるようになると思います。
今回はここまでになります。ドラムの難点はやはり腕の使い方と足の動作の制御であると思います。これはやはり慣れが必要になるのでこつこつ努力することが何よりの秘訣です。次回はついに実践編。ドラムとベースの連動についてお話したいと思います。
今日は以上です
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よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚