2020.3.16
間もなくやってくる5Gの時代。この変化によって、Youtube等の動画市場が伸びると予測する専門家も数多くいますね。そこで、今回はYoutubeで弾き語り動画を上げたいアナタのために、弾き語り曲を録音する方法を紹介します。
弾き語りを録音するために必要になってくるのは、
・パソコンとDAWソフト
・オーディオインターフェース
・マイク
・マイクスタンド
・マイクケーブル
になります。
すでに持っているノートパソコン等があれば新しく購入せずにそれを使いましょう。弾き語り曲の録音ファイルは、バンド録音曲や打ち込み曲と比べると容量が小さくまとまります。そのため、最初からハイスペックなDTM用のパソコン等は必要ありません。
Mac、Windowsに共通して、
・CPUがcore i3以上
・メモリが4GB以上
であれば作業に支障はないでしょう。
これは音を録音したり、録音した音を編集するために必要なソフトです。現在はフリーソフトが多く出回っているので、まず試しにフリーソフトをダウンロードして使ってみましょう。おススメはPresonus社のStudio One Primeです。登録不要ですぐに使うことができるので手間がかからない上に使いやすいです。Studio Oneは製品版の値段も手頃なので、後にアップグレードを考えた時の互換性も優れています。
次に必要なのが、オーディオインターフェースです。マイクケーブルはパソコンに直接入力できないので、このオーディオインターフェースにマイクケーブルを入力して録音を行います。オーディオインターフェースにはマイクプリアンプが内蔵されているので、音量を調整することもできます。
弾き語りを録音するなら、入力チャンネルは2チャンネル以上の物を購入しましょう。2チャンネルあると、マイクを2本使ってステレオで録音したり、色々な録音方法を試すことができるからです。購入する際の注意点として、オーディオインターフェースにはMac専用、Windows専用になっている物がごく一部あります。自分のパソコンに対応しているかの確認を忘れずに。
パソコン周りの機材が揃ったら、次は音の要になるマイク選びです。マイクには大きく分けてダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。
ダイナミックマイクには、
・比較的安価
・周囲の雑音を拾いにくい
・音質はシャープな傾向
という特徴があります。
一方のコンデンサーマイクには、
・製品毎の価格差が大きい
・周囲の雑音や反響音までよく拾ってしまう
・音質はふくよかな傾向
というダイナミックと逆に近い特徴です。
騒音対策に自信がないならダイナミックマイクを、リフレクションフィルター等を購入して対策をしてより高音質を目指したいならコンデンサーマイクを選んでみましょう。ダイナミックマイクを使いたいなら世界トップクラスのシェア率のSHURE SM57を、コンデンサーマイクを試してみたいなら安価なMXL社やaudio technica社のマイクから選んでみてください。
また、コンデンサーマイクを使う際には、オーディオインターフェース側でファンタム電源をオンにしないと音を拾ってくれないので注意が必要です。筆者は最初、これで困りました。
マイクを決めたら、そのマイクを固定するマイクスタンドと接続するマイクケーブルを選びましょう。マイクスタンドにはいくつかの形がありますが、ストレート型ではなくブーム型を買うべきです。ブーム型ならマイク上下の向きを変えられるだけでなく、角度の微調整まで可能になるからです。高さはショートではなく、標準が良いでしょう。
土台の部分は丸型や三脚型がありますが、これは好みの物で構いません。
マイクケーブルは、短すぎるとセッティングがうまくできなくなる場合があるので、3m前後の長さにしてください。あまり長すぎても音質が劣化してしまうので、10m以上はおススメできません。CANARE社のマイクケーブルは比較的安価で丈夫な上に音質も癖が少ないので、まずはCANARE社のケーブルを使ってみることをおススメします。
機材が揃ったら、セッティングをして録音してみましょう。
一番難しいのが、マイクの位置です。アコギとマイクとの前後の距離は約20cm程度離し、高さはアコギと口の中心辺りに設置してみてください。一度録音してみて、歌とアコギの音量差の調整をします。アコギに対して歌が小さく録音されていたら、ややマイクの位置を上げます。歌とアコギの音量差は録音したら直せません。音量バランスを決める際は慎重に行いましょう。
録音した曲がしっとりしたバラードだった場合、リバーブをかけてあげると艶やかな仕上がりになるので調整してみてください。
今回は弾き語り曲を録音する方法を紹介しました。自分で作った大切なオリジナル曲や思い出の詰まったアーティストのカバーを録音してみてはいかがでしょうか。
よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚