日本で開催されるメタルフェス6選【メタラー必見】

2017.5.27

メタルフェス

フジロックやサマソニだけがロックフェスではありません!

ロックファンなら誰もが知るメジャーなイベントから、アンダーグラウンドで密かに開催されているマイナーなイベントまで、日本にいながらにして海外の実力派バンドたちのパフォーマンスを観ることができるメタルフェスの数々をみなさんにご紹介していきます。

 

有名どころの初級編とコアなメタラーが集まる上級編に分けて紹介します。まずは初級編から。

Loudpark

Loudpark(ラウドパーク、通称「ラウパ」)は、2006年に国内最大のメタルフェスとして産声をあげて以来、毎年欠かすことなく開催されてきました。2011年と2012年を除けば毎年二日間にわたって開催されており、両日ともにメタル界を代表する偉大なバンドたちがヘッドライナーを務めています。歴代のヘッドライナーは以下のとおりです。

 

2006 Day1: Megadeth / Day2: Slayer

2007 Day1: Heaven And Hell / Day2: Marilyn Manson

2008 Day1: Slipknot / Day2: Motley Crue

2009 Day1: Judas Priest / Day2: Slayer

2010 Day1: Korn / Day2: Ozzy Osbourne

2011 Limp Bizkit

2012 Slayer

2013 Day1: Stone Temple Pilots with Chester Bennington / Day2: Yngwie Malmsteen

2014 Day1: Arch Enemy / Day2: Dream Theater

2015 Day1: Slayer / Day2: Megadeth

2016 Day1: Scorpions / Day2: Whitesnake

2017 Day? Michael Schenker Fest

 

スラッシュメタルバンドSlayerが四回もヘッドライナーを務めるという偏りっぷりですが、全体的なバランスを見ると、海外勢を中心に幅広いメタルバンドが出演しています。メタルに完全に特化したフェスなので、非メタラーの参加はあまりおすすめできません。

Ozz Fest

Ozz Fest(オズ・フェスト)は、Black Sabbath(ブラック・サバス)の初代ヴォーカリスト、オジー・オズボーンが立ち上げたロックフェスです。アメリカ合衆国で開催されるロックフェスLollapalooza(ロラパルーザ)への出演を拒否されたことを契機に、自らでロックフェスを主宰しました。

 

Ozz Festは1996年以来、アメリカやイギリスを中心に毎年のように開催され、非常に大きな盛り上がりを見せていましたが、2013年に初めて日本に上陸しました。国内では2013年と2015年にそれぞれ二日間にわたって開催されており、ヘッドライナーは以下のとおりです。

2013 Day1: Slipknot / Day2: Black Sabbath

2015 Day1: Korn / Day2: Ozzy Osbourne & Friends

 

Loudparkと比較すると、国内勢の参加が目立ち、またメタルバンドだけでなく、パンクやスクリーモ、ヴィジュアル系など幅広いロックバンドが出演する傾向にあるため、メタルに馴染みのない方でも気軽に参加できるイベントだといえます。逆にいえば、ガチガチのメタラーにとっては“ぬるい”ラインナップに感じてしまうかもしれません。

Knot Fest

Knot Fest(ノット・フェスト、通称「ダーク・カーニバル」)は、アメリカ合衆国のメタルバンドSlipknot(スリップノット)が主宰するメタルフェスです。主宰であるSlipknot自身が必ずヘッドライナーを務めるという特徴があり、彼らのファンにとっては堪らないイベントとなっています。2012年、本国アメリカ合衆国で開催された、そのわずか二年後には我が国日本でも開催されました。国内では2014年と2016年にそれぞれ二日間にわたって開催されており、セカンドビルは以下のとおりです。

 

2014 Day1: Limp Bizkit / Day2: Korn

2016 Day1: Deftones / Day2: Marilyn Manson

 

こちらも国内勢の参加が目立ち、Ozz Fest同様、幅広いロックファンにアピールするラインナップが特徴的です。

 

次は上級編です。

True Thrash Fest

True Thrash Fest(トゥルー・スラッシュ・フェスト、通称「TTF」)は、2009年に立ち上げられて以降、毎年開催されているメタルフェスです。その名のとおり、国内外からスラッシュメタルバンドのみを招聘した純然たるスラッシュメタルイベントであり、上記のフェスと比べると一般的な知名度は著しく劣りますが、スラッシュメタルマニアにとって“一年でもっとも熱い日”といっても過言ではない一大イベントです。

 

歴代の出演バンドはHirax、Abigail、Assassin、Razor、Sacrifice、Exciter、Possessed、Whiplash、SDIなど、じつに錚々たる顔ぶれです。

Obscene Extreme Asia

Obscene Extreme Festival(オブシーン・エクストリーム・フェスティバル、通称「OEF」)は、1999年にチェコ共和国で誕生して以降、世界中のエクストリームメタルバンドを巻き込んだ一大ムーヴメントを形成してきました。2014年、そのOEFが待望の日本上陸を果たしました。

 

2014年には、AbigailやButcher ABC、CoffinsやUnholy Graveなど国内のアンダーグラウンドを代表するバンドらの他に、本国チェコからの刺客Jig-Aiやクラストコアの生ける伝説Doom、イタリアのグラインドコアレジェンドCripple Bastardsなどが出演し、凄まじい盛り上がりをみせました。

 

OEF は翌年も日本で開催され、BarbatosやC.S.S.O.、S.O.B.やMerzbowなどの国内勢の他に、アメリカのデスメタルマスターMaster、イタリアの変態ポルノゴア軍団2 Minuta Dreka、本場OEFの常連Malignant Tumourなどが出演し、なんと四日間にもわたって轟音が鳴り響きました。

 

ハードコアからデスメタル、ゴアグラインドからノイズに至るまで、アンダーグラウンドで活躍するミュージシャンが一堂に会する、日本最大のエクストリームメタルフェスといえます。

Asakusa Deathfest

Asakusa Deathfest(浅草デスフェスト)は、ライブハウス浅草Gold Sounds(旧浅草Kurawood)にて2005年から続くアンダーグラウンド企画Asakusa Extreme(浅草エクストリーム)の拡大版ともいえるメタルフェスです。

 

初開催となった2016年は、アメリカ合衆国のオールドスクール・デスメタルバンドSkeletal Remainsをヘッドライナーに迎え、二日間にわたって開催されました。2017年は前夜祭を含む三日間にわたる開催が決定しており、シンガポールのカオティック・グラインドWormrot、スウェーデンのデスメタルレジェンドGod Macabre、日本が世界に誇るカルト・メタルバンドSabbatが各日のヘッドライナーとして発表されています。

最後に

メタルフェスの台頭によって、国内のアンダーグラウンド・シーンが俄かに注目を浴びはじめています。

 

みなさんも会場に足を運んで、その凄まじい轟音を体感してみては如何でしょうか。

 





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プロフィール

よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚