2017.4.1
2017/3/27に恵比寿LIQUIDROOMにてLivemasters Inc. 5th Anniversary Tour“3 on 3″が行われました。出演していたのは、精力的な活動で着々とファンを増やしながら今注目されている邦楽ロックバンドの一つ、Halo at 四畳半とサイダーガール、mol-74です。
そこで意気投合して、お互いをリスペクトし合いながらも“仲良くなった”からこそ出せる空気感や一体感が次第に恵比寿LIQUIDROOMを包み込み、とても盛り上がるライブになっていました。MCではお互い人見知りが多いバンドメンバーだけに、ツアーを通してさらに仲良くなれたことにとても嬉しい気持ちを持ったことと共に、「人見知りは決して悪いことではない。簡単にメッセージが伝えられる時代だからこそ、自分が発する言葉を選びながら相手に伝えようとすることも意味があるのでは。」と客席へ向けて思いを伝えていました。
ライブ中はとても人見知りとは思えないくらい、ボーカル渡井翔汰の歌声やギター齋木孝平、ベース白井將人の熱の入ったパフォーマンスで会場が一体となり、ライブが盛り上がりました。生のライブの良さは、リアルに伝わる声や音、仕草や会場の一体感など、音源を聴いただけでは決して得られないものがたくさんあることです。ライブに参加したことでより伝わることや新たな発見があるのも面白いですよね。
3/27 恵比寿リキッドルームでのセットリストはこちら
●リバース・デイ
●カイライ旅団と海辺の街
●アメイジア
●硝子の魔法
●ペイパームーン
●モールス
●箒星について
●シャロン
●ドラマチック [サイダーガール](アンコール)
●飛行船(アンコール)
この中からおすすめの曲をご紹介します。
イントロからサビまで徐々にスピードを上げて行く疾走感のある流れが良いです。ドラムの安定感やベース、ギターソロ、そしてボーカルの歌声とメロディーが冴える一曲です。
「宇宙」や「モールス信号」などもイメージさせながら想いを届ける曲になっています。安定感の中にフレッシュさが溢れている彼ららしい曲の1つだと思います。
疾走感のある曲でありながら、ファンタジックなストーリー性のある歌詞も印象的です。文学系の香りもする、ロマンチストな世界観と、繊細でありながら力強いヴォーカルでライブ中も盛り上がる曲になっています。
セットリストからYouTubeでご紹介できるものが中心となりましたが、他にもいい曲がたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。
Halo at 四畳半のライブに行ったのですが、一緒に出ていたサイダーガールもとても良かったです! 違うバンド目当てで来た客にもライブで聴いてもらって、興味を持ってもらうというのは、対バンや3マンをやる意義のひとつですよね。あえて系統が違う対バンなども良く行われていますが、今回のようにシンクロ率の高いバンド同士の3マンだと、それだけファンも相互に取り込み易くなるのかもしれません。
●ドラマチック
●魔法
●夜が明けるまで
●夕凪
●スワロウ
●春が終わる前に [Halo at 四畳半]
●オーバードライブ
●ベッドルームアンドシープ
●NO.2
顔出しNGな彼らですが、PVやロゴなども含めて曲の印象も爽やかでいいですね
「聴きやすさ」というのもバンドの一つの特徴かもしれません。メロウな要素も入って良い感じです。
春や夏の天気の良い休日に聞きたい、そんな曲です。ランニング中やドライブなどのBGMにもいいですね。「走っていけ その限界へ」という歌詞が象徴するような、疾走感のある応援ソングでもあります。
ゲスト参加としてもうひと組のバンドmol-74 もライブで初めて知りましたがとっても良かったです。読み方は「モルカルマイナスナナジュウヨン」長い上に普通には読み難いですが、他とは違うオリジナリティーのある音楽をやりたいという彼らの想いが込められているのだと思います。
透明感があり、サイダーガールが「陽」だとしたら、mol-74は「陰」のイメージでした。3ピースバンドならではの、ヴォーカル、ギター、ドラムの3つの要素が美しく丁寧に、明確にそれぞれの音として伝わってきます。どんな世界を見せてくれるのか、これからに期待のバンドです。いくつか曲をご紹介します。
ほとんどの曲にヴォーカル武市のファルセットが印象的に取り入れられているのですが、「映画のような」ストーリー性のある構成が魅力的です。綺麗なミックスヴォイスがある意味、このバンドの好きか嫌いかのポイントになるかもしれません。
ポップな印象で聴きやすい曲になっています。透明感のある、ふわふわした感覚も心地よいです。
イントロが長めなのですが、徐々に盛り上がっていく感じは、ライブで聴くとほんとに心地よい感覚になりました!まったりと音に身を委ねられる感じがとてもよかったです。
邦楽ロックバンドというのは一つのジャンル化しているので、ある種のジャンル内に漂う共通事項というものは存在します。「何かに似ている」というのはよく言われることでもありますが、ジャンル内においてあまり意味がなく、よく知らないから自分の知っている「何か」に当てはめて理解しようとしているに過ぎないとも言えます。(ビジュアル系バンドを良く知らない人が聞いたら、どの曲も同じように聞こえてしまうというのと同じです・・・)一人として同じ人間がいないように、たとえ何かに似ていると感じても全く同じものではありません。むしろその微妙な差こそ、好きなジャンルの中でさらに自分のチューニングを合わせたり、新たなものを見つける醍醐味や楽しみの一つであると思います。
ぜひ興味がありましたら、これらのバンドもチェックしてみてください。
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よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚