ジャズコーラスはハズレじゃない!実は使い方によっては便利なヤツだ!

2017.6.27

JAZZ CHORUS ジャズコーラス

リハーサルスタジオに行ってもライブハウスに行っても、どこに行っても9割の確率で置いてあるアンプがジャズコーラスですね。ツインギターのバンドだと「お前がジャズコ(ジャズコーラスの略)使えよ!」なんてやりとりが聞こえてきた経験もあります。ジャズコーラスって音が悪いの?って思っていたけど、実は使い方によっては便利なヤツだと分かったので今回はそのメリットを紹介します。

まずはジャズコーラスの紹介

正式名称はJAZZ CHORUSです。Rolandが作っていますね。そのジャズコーラスの中でも、スタジオやライブハウスに置いてあるのは大半がJC-120です。2チャンネル使用になっていて、チャンネル1はボリュームと3イコライザーのみ。チャンネル2は、それにブライトスイッチ、ディストーション、リバーブがついています。そして名前の通りコーラスかビブラートを選択してかけられます。流石はジャズコーラス。マーシャルなどのいわゆる真空管アンプではなく、ジャズコーラスはトランジスタアンプと呼ばれてます。

音の感想

個人的なジャズコーラスの音の感想ですが、芯がある音がします。ギターアンプの中では音が固い方の部類に入るので、マーシャルなどの真空管アンプが好きな人は苦手かもしれませんね。ギターボーカルでコードストロークを中心に演奏する人には音がハッキリして聴き取りやすいのでおススメです。シングルコイルのギターを使う時は、耳に痛い音にならないようイコライザーを調整しましょう。

 

後、チャンネル2にディストーションが付いていますが、これがほとんど歪まないので足元に歪み用のエフェクターは必須です。リバーブ、コーラス、ビブラートのクオリティはかなり高いです。クリーンサウンドの透明感はジャズコーラスならではですね。

メリット① どこにでもある

音が固い、歪まない、そんなアンプをおススメするの?と思われないように、ジャズコーラスを使うメリットを紹介します。まず、一つ目のメリットはどこにでもあるという点です。

 

どこで演奏する時も、ジャズコーラスを使っていればセッティングを変える必要がないんですよ。スタジオでもライブでも、つまみの位置もほぼ同じ、エフェクターの掛かり具合も同じならセッティングの時間短縮ができちゃいます。どこにでもあるアンプだからこそ、安心して音作りが出来るのはメリットですよね。

メリット② 個体差がほとんど無い

次に、トランジスタアンプなので個体差がほとんど無いことです。普段マーシャルを使っている人、同じアンプでも場所によって音が良かったり悪かったりと個体差を感じた事ありませんか?真空管アンプは真空管のメーカーや真空管の状態でも結構音が変わっっちゃいます。その点、ジャズコーラスには真空管が入っていないから個体差がほとんど無いんですよ。アマチュアだと常に自分のアンプを持ち歩くのも難しいです、そもそもアンプって高いし。アンプを持ち運べないからこそ、ジャズコーラスで自分の音を作っておくことがメリットになります。

エフェクト乗りが良いメリット

ジャズコーラスは固めの音とは言いましたが、アンプ自体の癖は少ない方です。アンプに癖があると、好きなエフェクターを使ってもアンプとの相性によっては音が悪く感じる事があります。その点ジャズコーラスは癖が少ないので、エフェクターのキャラを邪魔しません。自分の好きなエフェクターの特性を最大限に発揮してくれるのは、ギタリストにとって大きなメリットですね。また、エフェクトの掛かりが良いので、必要以上に各つまみを上げる必要がありません。その結果、過度なエフェクトにならずに音も良くなってきます。

ジャズコーラス応用編

それでもまだ微妙だなと感じているあなたに、ジャズコーラスの使い方の応用編を教えます。普段スタジオに置いてあるジャズコーラスは、車輪が床に付いている状態になっていますよね?右側の側面を床に付けて縦置きにしてみましょう。

 

通常の置き方だと床と触れている面積は少ないけど、縦置きにすることで床とアンプの触れる面積が大きくなります。すると、ローの出方が変わるんですよ。ジャズコーラスはローが豊かなアンプでは無いので、縦置きにしてローを調整してみましょう。

 

それでもまだローが物足りない人は、チャンネル1とチャンネル2をリンクさせて、2つのチャンネルのイコライザーを使えるようにしちゃいましょう。チャンネル1のローインプットとチャンネル2のハイインプットをシールドで繋いであげると、イコライザーを2チャンネル分使えるようになります。ギターのシールドはチャンネル1のハイインプットに挿しましょう。この使い方をすると、更に細かくイコライザーを調整出来るようになります。スピードとデプスを0に近い状態にしてコーラスやビブラートを入れておくのも、音に広がりが出て良いですね。

 

以上です。

 

 

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プロフィール

よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚