ジャズベースの歴史 その1

2017.12.24

ジャズベース 歴史 ヒストリー

ベース・ギターでプレシジョンベースと共に人気の双璧を片方を担っているのが「ジャズベース」になります。日本だと「ジャズべ」の愛称で親しまれていますね。海外では「J-Bass」という愛称が一般的です。プレシジョンベースが男性のような太く力強い音が得意だとすれば、ジャズベースはものすごく繊細で温かみのあるブライトな音を得意としています。今回はそんなジャズベースが誕生した歴史をお伝えしていきたいと思います。

もともとはプレシジョンベースの高級機種であった?ジャズベースの誕生について

1951年に発売されてロングセラーとなっていたプレシジョンベース。この一定の成功を収めた結果から創業者である「レオ・フェンダー」は次なるサウンドを求め、新たなベースの開発に着手していきます。次なる狙いとしては今あるサウンドから様々なジャンルに適応させることのできることのできる音を作り上げることにありました。先行して進んでいたギターの開発が日の目を見て1954年には「ストラトキャスター」、1958年には「ジャズマスター」を発表します。そして1960年に新たなベースシリーズとして発表されたのが「ジャズベース」です。「ジャズマスター」から始まったボディのオフセット(左右非対称)という設計を生かしたボディはジャズベースにも採用されたのでした。

1960年から1965年までのジャズベースの主な使用について

「プレシジョンベース」から大きく容姿を変えた「ジャズベース」。その仕様はどのようになっていたのでしょうか?
まずはボディです。形状はオフセットという設計か採用され、角のコンター加工などでより人にフィットする形状となりました。材料は今までの「オリジナルプレシジョンベース」では「バスウッド材」や「アッシュ材」が採用されていましたが、ジャズベースでは基本として「アルダー材」を使用しています。この材料の選択に温かみのあるミドルの音質が人気を呼びました。

 
ネックの材質に関してはネック本体を「メイプル」に指板は「ローズウッド」が採用されました。ネックにとっての大きなトピックとしてはナット幅がすこし短くなったことである。プレシジョンベースでは42mmほどあったのがジャズベースでは38mmに変更されています。これによりプレイアビリティの向上が図られ、手の小さなプレイヤーでもパッセージの早いフレーズに対応しやすくなりました。

 
ピックアップはフロント側とリア側とで2基搭載されるようになりました。1本の弦に対して2本ずつのポール・ピースが対応する形状となり、音の強弱の差が出ないように合計8本のポール・ピースが搭載。フロント側とリア側の2個のピックアップ同士ではハム・キャンセラー機能を持ったピックアップとして機能します。この時代のモデルには基本的にはフロントとリアのピックアップの上にフェンスをつけるのが一般的でした。高級感などの効果もありますが、リア側のブリッジ・カバーには、裏側に弦に対するミュート材を装着する目的と、ピックアップからの磁束密度を高める設計意図もありました。

 

 

1960年〜1962年のモデルなどでは、ブリッジ近辺のボディ側に板バネが取り付けられており、この板バネの先にスポンジを装着して各弦へ個別対応型のミュート機構が備わっていたため、見た目が悪いこともあり、これを隠す意図もありました。

 
コントロールのノブは当初ボリュームとトーンが2個搭載されていて、2階建て構造の可変抵抗で構築された2連式のボリュームとトーン・コントローラーが、それぞれ1つずつのピックアップに対して、2連式のボリュームとトーンを調整するようにユーザビリティを考量した内容の設計が採用されています。しかしその後はより取り扱いがしやすい方法である2ボリューム・1トーン方式に1961年からマイナーチェンジで登場しました。

1960~1965製ジャズベースの音が聴ける。おすすめ楽曲。

『A Portrait Of Tracy』「Jaco Pastorius – 」

Jaco Pastorius – A Portrait Of Tracy
ベーシストであればその名を聞いたことが一度はある人。それは「ジャコ・パストリアス」さんです。ジャズ界において、ベースにおける役割を大きく変革したアーティストです。1960年製のジャズベースを基本に様々な改造を行い、フレットレス仕様になったそのジャズベースからは妖艶ともいえるほどにつやの持った音が奏でられます。これは低音が強すぎるプレシジョンベースではなかなか再現することが難しいと考えられます。ベース1本でハーモニクスと実音の合わせ技で素晴らしい楽曲を提供してくれました。

 

『Immigrant Song』「John Paul Jones」

Led Zeppelin – Immigrant Song (Live Video)
1961年製の「ジャズ・ベース」を使用し、数々の名フレーズを生み出したのが「レッド・ツェッペリン」の「ジョン・ポール・ジョーンズ」さんです。じつは「レッド・ツェッペリン」のリフフレーズに関しては自身がアイディアを提案していたとしています。ふくよかな低音ですこしエッヂを立てた音はバンドアンサンブルの中でも埋もれることはなく、「移民の歌」などでの強烈なオクターブ・フレーズとの相性は抜群の破壊力を持っています。

 

今日は以上です





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プロフィール

よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚