2017.5.11
バンドを初めて間もない頃は高い費用を払って業者に依頼するのではなくメンバー同士で作る機会があるあるかもしれません。でもCDジャケットなんて作ったことないという方がほとんどで、せっかくいい曲ができてもなかなかCDを販売できないというバンドが多いのではないでしょうか。
業者に依頼するというのも一つの方法ですが、今回はどうしても自分達でCDジャケットを作らなければならないときのために素人でもプロ並みのCDジャケットを自作する方法を紹介します!!この方法でCDを作れば素人が作ったということを感じさせない、プロが作ったCDと遜色ないCDが出来るはずです。
⇒「俺は自分で作りたいんじゃない。制作してくれる業者を探しているんだ。」という方はこちらをチェック
もちろんいきなりプロのイラストレーターのような綺麗なイラストを描いたり、グラフィックデザイナーのような高度なCGを作成したりすることはできません。でもある方法でCDを作ると素人であることをうまく隠して本格的なCDを作ることができます。今回はその方法をご紹介します。
実際作りながら説明していくのでぜひあなたも覚えて実践してみてください。
⇒【CDプレスとは何かを知ろう】レコ発前に知っておきたい基礎知識
⇒初めてレコ発するバンドのためにレコーディングスタジオの選び方から作業内容を徹底解説します!
⇒バンドロゴを作成してグッズ収入をゲット??お気に入りのバンドロゴを作る方法!!
⇒バンドグッズ人気物販ランキング10選!おすすめ制作会社も紹介
カッコいいCDを自分で作るならカッコいい写真を使おう。
経験がなければ間違っても自分でデザインしようと思ってはいけません。たまにフリーソフトやエクセルやワード、ペイントソフトで自分でデザインしているジャケットを見かけますがおすすめできません。デザインの勉強をしなきゃやはり見劣りしてしまいます。
それだけならまだいいですが「この程度のCDしか作れないバンドなんだ」とマイナスアピールをしてしまうリスクもあります。せっかくたくさんの人に自分たちの曲を聴いて欲しいのにこれでは本末転倒です。カッコイイ写真を使って「あえて写真を活かしたCDジャケットにしてます感」をかもし出しましょう。イラストやCGを使おうなんて考えてはいけません。「俺は写真を使ったクールなCDジャケットが好きなんだ」と周りに言っておきましょう(笑)
経験ない人が自作のカッコいいCDジャケットでレコ発するならこれが一番間違いのない方法です。
なるほど。写真屋さんでアー写を撮って来いってことね。
確かに写真屋さんで撮影すればカッコいいアー写が撮れるもんね。
違うんだ。写真屋さんはたしかにカッコいいアー写が撮れるかもしれないが今回はさらに簡単でしかも無料でカッコいい写真を使えるサイトがあるんです。
それはUnsplashだ。
⇒世界中のフォトグラファーが投稿するめちゃくちゃカッコいい写真素材サイト【Unsplash】
このサイトの写真はとにかくクオリティが半端じゃないぞ。
世界中のフォトグラファーから投稿された写真はすべて著作権フリー。つまり自由に使っていいんです。このクオリティの写真がすべて無料。
例えるならめちゃくちゃ美味しいラーメンがすべて無料。神。
私もちょくちょくチェックしてますよ。
何枚か紹介します。
どうですか?めちゃくちゃカッコよくないですか??
写真素材サイトは「写真素材」で検索すればたくさん出てくるけどこれだけクオリティが高くて無料で著作権フリーはほとんどありません。
大体カッコいい写真は有料。しかも10,000円とかザラです。
このサイトの写真を使えばプロが作ったCDジャケットと変わらないCDジャケットが作れるはずです。まずはお気に入りの一枚を探してみましょう!
写真が見つかったら次はCDジャケットの作り方を説明します。
写真選びが終わったら次はCDジャケットの作り方です。
もちろんPhotoshopやillustratorなどのソフトがなくてもパソコンに入ってるペイントソフトとMicrosoft wordで十分です。
ペイントソフトを使っていきます。
今回はこの写真を使います!
こんな感じで正方形にトリミングしよう。そして「名前を付けて保存」をしよう。
ペイントを使うのはトリミングだけです。
次はワードでCDジャケット作成です。
新規作成で「白紙の文書」を開こう。
開いたら「挿入」⇒「図形」で正方形を作ろう。
サイズは122mm×122mmにしよう。ケースによって1~2mmサイズが違うから自分が使うケースのサイズに合わせよう。
そしたら「書式設定」⇒「塗りつぶし(図形またはテクスチャ)」を選択。
「ファイル」を選択してさっきトリミングした画像を貼り付けよう。
写真だけですでにCDジャケットっぽい感じが伝わってきますね!
では次にバンド名とタイトルを入れよう。
また「挿入」⇒「図形」だ。
バンド名を入れたら「図形の書式設定」⇒「塗りつぶしなし」にして背景を消そう。
こんな感じでバンド名が入ります。いい感じですね。
タイトルも同じ要領で入れましょう。
で完成画像がこちら
どうですか??
なかなか本格的じゃないですか??
タイトルのセンスはどうかと思うけどジャケットはセンスよくまとまりました!笑
盤面やバックインレイ(ケース裏側のジャケット)、他のページも同じ要領で作っちゃいましょう。
盤面やバックインレイのサイズはWordの「新規」を開いて検索ボックスに「CD」と入れて検索しよう。
盤面やバックインレイのテンプレートが出てきます。
タイトルとバンド名のフォントを変えたい。
●そんな方はたくさんのフォントがダウンロードできるこちらのサイトがオススメです
「Fonts2u」
カッコいいフォントが選び放題ですよ。
でもひとつ注意しよう!フォントにも著作権があって販売目的で使っちゃいけないものがあります。
CDを販売する場合使っていいフォントは下の赤丸の部分に「フリーウェア」と記載があるフォントだけです。
バンドロゴにこだわりたい方はこちら
⇒バンドロゴを作成してグッズ収入をゲット??お気に入りのバンドロゴを作る方法!!
最後にCDジャケットを作るときに気をつけなければいけない点をお伝えします。
特にタイトルとバンド名の部分です。
これを間違えるとせっかくいい写真を使ってもイマイチになってしまう可能性があるから気を付けよう。
タイトルのサイズもデザインの要素として重要な部分です。タイトルとバンド名は大きくしないようにしよう。初心者がよくやる間違いです。大きいと写真の雰囲気が崩れる場合があります。小さいタイトルはだいたいどんな写真にも合うから無難です。特に「Unsplash」の写真はクールな写真が多いから小さい文字の方が合います。
フォントサイトでフォントを探すのもいいですがガチャガチャの飾り文字は写真に合わない場合が多いです。とりあえずどんなフォントがいいか迷ったら今回作ったサンプルみたいにシンプルなフォントにしておいたほうが無難です。プロもシンプルなフォントを結構使うから逆にプロっぽくなります。
こちらもシンプルな色を使っておいたほうが無難です。カラフルにしたくなる気持ちもわかりますが大抵失敗します。白か黒にしておこう。
印刷用紙は写真用紙(光沢紙)を使おう。ツヤツヤしていて写真の綺麗さがより際立ちます。
ちょっと高いけどホームセンターや電気屋さんで売ってます。
間違っても普通紙や再生紙で印刷しないようにしよう!
今回CDジャケットを自分で作る方法を説明しましたが基本的なスタンスとしてはCDジャケットはプロにお願いするのが一番!というのが私の考えです。
初心者がCDジャケットを作るとやはりひと目でわかります。本業は音楽ですしそれも当然だと思います。仮に素人が作詞作曲した曲なんておそらくイケてないと思います。素人が作った曲を次のライブでガチ演奏しなきゃいけない罰ゲームなんてあったら絶対やりたくないんじゃないでしょうか?笑
CDジャケットは専門家にお任せして空いた時間を曲作りや演奏の練習に当てましょう。楽曲のレベルも上がり、CDの質も上がりますのでより効率的なバンド活動の形と言えるでしょう。
今回は素人でもプロ並みのCDジャケットを作る方法を紹介しました。
●CDジャケットは基本プロにお願いしたほうがいいけどどうしても自分で作らなければならないときはカッコいい写真を使ったCDジャケットにしよう
●写真素材はめちゃくちゃクオリティが高い「Unsplash」で探そう
●実際にCDジャケットを作るのはペイントソフトとMicrosoft wordを使おう
(詳しくは上の記事を見直してね)
●タイトルとバンド名はなるべく小さめにしよう
●フォントとフォントの色はシンプルにしたほうが無難
⇒CDジャケットをバンド専門のプロに依頼して作成したい、カッコいいCDでレコ発したいというバンドはこちらをチェック
今日は以上です。
⇒【CDプレスとは何かを知ろう】レコ発前に知っておきたい基礎知識
⇒初めてレコ発するバンドのためにレコーディングスタジオの選び方から作業内容を徹底解説します!
⇒CDジャケットの作り方【素人でもプロ並みのCDジャケットを自作】
⇒バンドロゴを作成してグッズ収入をゲット??お気に入りのバンドロゴを作る方法!!
⇒バンドグッズ人気物販ランキング10選!おすすめ制作会社も紹介
よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚