2017.8.31
ギターを初めて弾いて感じること、それはどういう練習の流れや基礎が分からないことではないでしょうか。当たり前といえばそうですが、しかしそれが出来ないとギター練習していてもつまづいてしまいます。そこで、まずギターを弾くことを置いて、自分の手の練習をしてみましょう。
この文章を見ている人はある程度自分でやってみてこれからどうすればよいかわからないって人が多いと思います。楽器屋さんに言われたことや教則本に書いてあることをやってみたけど上手くいかない・・・解らない。そんな状態になっていませんか?
そんな方に伝えたいのは、右も左も分からない状態で手にした情報を鵜呑みにしない方がよいということです。ギター上級者の発言や教則本に載っている練習法や理論は正しいものではありますが、今のあなたに必ずしも適合するとは限りません。
ギターの上手い人の話というのは初心者向けのものでも意外とレベルが高いんですよね。ギターに慣れてしまうとなかなか初心者の目線に立つことができなくなってくることもよくあります。
そうして気付かないうちに「こうしなければならない」という頭になってしまって本来するべき演奏に集中出来ないなんてことになる事が多いんです。
練習をする時でも、もっと自由に演奏することやギターの音色を楽しみましょう。最初のポイントは「手にした情報を鵜呑みにしすぎない」、「理屈や理論から入らない」、「行き詰まったら思い切って休む」この3つです。それでは、ここから具体的にどうやって練習していくのか見ていきましょう。
まずは練習方法というよりマインドセットのお話です。普段のお仕事や学校の授業みたいですがやっぱり目標設定は重要です。ギターを手にした時、もしくはギターを弾きたいと思った時に「この曲が弾きたい」って思った事があると思います。あるいは「こんな風なギタリストになりたい」というのもあるかもしれません。後者は目標設定としては少し遠いかもしれませんね。ギター弾きの最終目標とも言えます。
なので、その最終目標の通過点を決めていきましょう。何事も漠然とした大きな目標よりも小さいけど具体的な目標の方が達成しやすいです。
「◯◯みたいなギタリストになりたい」→「○○の曲を弾けるようになる」→「曲に出てくるコードを覚える」というような目標から逆算して次の目標・通過点を決定していくとよいです。
来週までに、来月までに、という期間を設けるのもいいですね。期間を設ける場合、日別だけでなく時間別にするのもオススメです。
「1時間以内に弦の交換とチューニング済ませて練習できる状態にする!」
「30分後に1つのコードを覚える」
そういうレベルから始めることも大切です。大きな目標に向かって小さな一歩を重ねましょう。
※ちなみに右利きで解説していきます。まず左手から、役割としては主に弦を押さえることです。ギターを始める前によくあることが、指が開かなかったり、薬指と小指が思うように動かないというのが多いですね。
練習法としては一つ目、左手の各指の間に右手を入れて横方向に指を開かせるストレッチです。
これを行うことで、ギターのコードを押さえるのが楽になったり、各弦をしっかり押さえられやすくなったりします。
二つ目は、知っている人もいるかもしれませんが、左手の手の甲を上にして、テーブルに置きます。そして、親指以外の指先をテーブルに付けて、人差し指から1つずつ指を上げてテーブルを叩くように下ろします。このとき、一つの指を下ろしきるまで他の指はテーブルにつけたままにします。最初のうちは、なかなか指が動かないと思いますが、これを続けていくと各指の筋力とコントロールが付いて、コードチェンジなどで安定した運指を行いやすくなります。
右手ですが、ピックもしくは指弾きで音をだすことが主な役割です。ここで必要になっていくのが、手や指だけではなく腕と手首の動かし方です。右手のストロークは手首だけを動かして弾くと安定した音を出しにくかったり、各弦を正確に弾くフレーズでなかなか上手く弾けなかったりします。
そこで一つ目の練習法、水を切るように手首のスナップを効かせて上下に振る方法です。これは文字通り手を洗ったあとに水切りするように手を振る練習ですが、このとき手首のスナップを利かせるようなイメージで振るとより良いでしょう。
二つ目の練習法、これは先程の左手のマッサージと同じことを右手でも行う方法です。
練習というよりはマッサージですが、指弾きや細かい弦移動の有るフレーズを弾くときに、
このマッサージをしておくと指が動かしやすくなると思います。
では実際にギターで音を鳴らしてみましょう。もちろんチューニングを済ませておいてくださいね。教則本だと最初はCとかEmなんかの「コード」を覚えるところから始まりますが、必ず「F」などのバレーコードで壁にぶち当たります。「Fの壁」は誰もが通る道ですが、敢えて後回しにして最初は人差し指一本でもよいのでドレミファソラシドを弾いてみましょう。
ゆっくりでも指一本で詰まらずに弾けるようになったら中指も入れた二本指、その次は薬指も入れて、最後に小指も使って弾けるようにする。ここでの目的はまんべんなく抑える方の指を動かすことに慣れる、ギターの弦を触る感覚に慣れることです。これだけでも指が痛くなってくると思うので、痛くなったら5分くらい休んで再開を繰り返してみてください。
これができるようになれば次回からは曲を演奏できるようになりますよ。最初の最初なので大変ですが、ギターを演奏する上でこの先ずっと使う基礎ですので一つずつ丁寧にやっていきましょう。
ここからは、基本的なコード弾きについて解説していきます。まず、ローコードという言葉を初めて聞いた方の為に簡単に説明すると、ローコードは開放弦が有るコードでハイコードは開放弦のないコードです。
ギター初心者が始める最初の練習といえば、ローコードのCやG、Dといった辺りだと思います。
そして、最初につまづくポイントといえば、音が出ないではないでしょうか。ひとつのポイントとしては、指をネックに対して立てて弦を押さえることを意識することだと思います。これは、指を寝せた状態で弦を押さえると隣の弦に触れて音が出ないという現象が起きるためです。
そして、もうひとつのポイントはネックの持ち方です。ネックの持ち方にはいくつかパターンが有りますが、ここでは親指をネックの裏側に添えて、四本の指をネックの表側に通常のネックの握り方より出すことで六弦まで押さえやすくなるフォームです。主にハイコードでよく使うフォームですがこれで練習してみるのも有りです。
次に、コードチェンジの練習です。コードチェンジを初めてやってみると、まず指が上手く動かないので最初のうちはなかなか苦労すると思います。これに関しては練習回数をこなしていくことが上達の近道なのですが、もし練習しても上手くコードチェンジ出来ないと感じている方にいくつかポイントを意識して練習してみることをお勧めします。
まず、テンポをゆっくりにして弾く。これは、色々な練習法の本やサイトでも紹介されていますが、
・コードチェンジが出来ない理由として主に設定したテンポでコードチェンジが出来ない
・コードチェンジした後音が上手く出ない
・コードチェンジと右手のリズムが合わないなどといったものがあります。
なので、そもそもゆっくり弾けばある程度音やリズム、コードチェンジの動きをクリア出来ることがほとんどです。そして、そのゆっくりにしたテンポで反復練習をしてミスしないレベルになったら、もう少しテンポを速くしてまた反復練習といったことを繰り返します。こうしていくと、段階的に弾けるようになり元々のテンポでコードチェンジが出来るようになると思います。
しかし、それでもコードチェンジが上手く出来ない人には、コードチェンジの動きのみを練習することです。右手の動作を省くことで、左手の動きに集中出来るので、意外とコードチェンジが上達することもあります。それが出来たら次に意識して練習すると良いのが、左手で弦を押さえてから右手で弾くというイメージを常に持つことです。
当たり前のことですが、実際に弾いていると案外それを忘れがちになり、無意識に左手と右手の
リズムがバラバラになります。なので、先程のテンポを遅くして練習するときも、この左手で弦を押さえた後に右手で弦を弾くという一連の動きを意識しながらコードチェンジすると良いでしょう。
又、少し具体的な説明をすると、コードチェンジをするタイミングにはいくつかパターンが有り、コードチェンジする次の小節の一拍目辺りで行うのと、逆に一拍前で早めにコードチェンジするやり方があります。これはある程度慣れてきたら、自分なりに聞いていて違和感のないコードチェンジをする練習をすると良いでしょう。
初心者の壁と言われるFコードですが、反復練習と人差し指の筋力と各指が独立して動かせる柔軟性だと思います。しかし、これに関してはやはり反復練習が一番だと思います。強いて言えばFコードの練習の前に、人差し指の側面で1弦から6弦までをしっかり押さえて音が完全に出る状態までもっていくことだと思います。コツは、筋力強化と反復練習で音が出る押さえ方を自分なりに見つけることだと思います。
今日は以上です
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よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚