フェンダー・ストラトキャスターの特徴と歴史【世界3大ギターの1本!】

2017.3.12

Fender Stratocaster フェンダー・ストラトキャスター

名器ストラトキャスターとは?

エレクトリックギターには、3本のスタンダードが存在しました。ギブソン・レスポールフェンダー・テレキャスター、そしてフェンダー・ストラトキャスター(Fender Stratocaster)です。1954年、レオ・フェンダーによって開発されたこのギターは、バディ・ガイ、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックら名だたるギタリストを虜にしました。

 

ストラトキャスターを、特徴付けたのは、その構造です。世界最初期の量産エレクトリックギターである、テレキャスター(エクスワイヤ)の次のモデルとして開発されました。2つのシングルコイルピックアップを3つに増やしサウンドの幅を広げ、ダブルカッタウェイ(指板に近いボディを削る)により、ハイポジションを弾きやすくしました。

 

テレキャスターは、優れたソリッドボディのエレクトリックギターでしたが、リードギターでのサスティーンが不足していました。そこで、ストラトキャスターは、トレモロユニット(アームでビブラートをかける機構)をボディの中に金属のブロック(イナーシャブロック)ごと埋め込み、それによって音の振動を伸ばしました。この機構のことをシンクロナイズド・トレモロといいます。

様々な改良を重ねたエレクトリックギター!

ストラトキャスターは、年式によって様々な仕様が存在します。54年製には、アッシュボディ、メイプル1ピースネックだった木材も、56年後半からは、アルダーボディに変更されました。木材の変更により、トーンにも影響があり、アッシュボディを好むギタリストもいます。

 

しかしながら、ストラトの基本的なトーンのイメージは、このアルダー材のものが一般的でしょう。1956~1959年製のストラトキャスターは、スタンダードなモデルとしての地位を確立しています。

 

1959年からストラトキャスターは、指板材をメイプルに加えて、ローズウッドを採用しました。ボディ材と違って見分けるのは簡単で、メイプルは白っぽい茶色、ローズウッドは濃い茶色です。

 

音の違いは、メイプルのパキパキとした立ち上がりの早い明るめのトーンに対して、ローズウッドは、粘り気のあるウォームなトーンになります。ストラトのネックは、ボルトオン方式(ネックをボルトで固定する工法)ですので、取り替えるギタリストもたくさんいたようです。

 

1965年には、フェンダー社は、CBSに売却されます。この年代から、質より量になっていき、品質が目に見えて下がっていきます。それでも、ストラトキャスターは生産され続けます。

 

1970年代には、ネックのジョイント角度を調整できるマイクロティルト機構を搭載したストラトキャスターにモデルチェンジしました。このモデルはラージヘッドと呼ばれ、4点止めのボルトオンではなく、3点止めのボルトで、ネックジョイントされています。

 

このモデルには、センターから横にずれるという欠点のため、イングヴェイ・マルムスティーンのように4点止めに改造するギタリストもいました。

 

1985年にはCBS社が楽器分野から撤退し、ビル・シュルツを最高経営責任者にして、フェンダー社が再興されます。それによって、コロナ工場に生産ラインを移します。

 

現代では、アメリカンスタンダード、ビンテージシリーズ、カスタムショップなど、ユーザーのニーズに合わせたラインナップで、フェンダーストラトキャスターは作り続けられています。

ブルースからロックまで!幅の広い年代で活躍

冒頭に紹介したように、50年代のブルースでストラト使いといえば、バディ・ガイです。その流れからか、60年代のギタリストにも、ストラトを愛器にしている例が多いです。世界3大ギタリストのうち、なんと2人が愛用しています。

 

エリック・クラプトンとジェフ・ベック、ともにヤードバーズ出身のギタリストが、愛用しています。エリック・クラプトンは、デレク・アンド・ドミノス時代からメインギターにしているようです。この頃のアルバムのジャケットの裏側のギターは「ブラウニー」と名付けられたストラトです。クラプトンは、センターピックアップと、他のピックアップの間にセレクターを止めた、いわゆるハーフトーンを広めました。

 

ちなみに「ブラッキー」とは、ブラック塗装されたクラプトンのストラトのことです。B.Bキングが、自分のギブソンES-335の改良ギターを「ルシール」と呼んでいたように、ギターに愛称を付けるギタリストもいたわけです。

 

70年代には、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアが、センターピックアップを取り外したラージヘッドのストラトを使用していました。ピンク・フロイドのデヴィット・ギルモアや、SRVことスティーヴィー・レイヴォーンもストラト使いの代表格です。

 

80年代には、U2のエッジ、近年ではレッチリのジョン・フルシアンテなどが、ストラトキャスターをメインギターにしています。幅広い年代のギタリスト達に愛されてきたストラトキャスターは、世界3大ギターにふさわしいエレクトリックギターといえます。

 

今日は以上です。

 

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よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚