DTMプリセット音源をチェックしよう!作曲のアイディアが増えるのでおすすめだ!

2017.6.4

DTM EAGLE

DTM初心者はまず音源チェックをしてみよう

「初心者が曲を作る」となると、楽器の練習や理論の勉強を勧められることはよくありますが、他にも気をつけることはたくさんあります。特にPCの能力を活かしたDTMの場合、音楽教室で教えられるようなこととは異なったやり方、考え方が必要になってきます。

 

例えば元から入っているプリセット音源をくまなくチェックすることは初心者にとってはとても大事になってきますし、得るものもたくさんあるのでおすすめです。今回は音源のチェックに焦点を当てて解説していきたいと思います。

最初の音源、プリセット確認の重要性

PCと音楽ソフト、プラグインの高性能化により、現在ではDTM1本で音楽制作を完結させることも十分可能になりました。音源一つでもやれることはかなり多くなっているので、まずは手持ちの音源を把握することから始めると、今後の音楽活動の基礎になります。ジャンルごとにある程度整理されたプリセットがあるはずなので、それをチェックしていきましょう。

 

音源によってはかなりの量があり、確認だけで1日潰れてしまうような膨大なものもありますが、それに費やす時間は無駄にはなりません。というのも、曲を作るには「自分の使える音の知識量と発想力」が問われることになるからです。

現在のプリセット音源は高品質

憧れのアーティストの音に近づきたいというのはよくあると思いますが、自身の環境とは違うことを踏まえた上で、正確に今できることを把握する必要があります。現在のプリセットはプロのエンジニアによって丁寧に作られているので、ほとんどが使いやすい音に仕上がっていますし、自分の感性に響くものも見つけやすいでしょう。

 

曲作りの能力の下地作りにはこの工程が欠かせませんので、自分のやりたいジャンルと違うカテゴリだからと敬遠せずに、まずは聴いてみることが大事です。手持ちの音を知っていれば有料音源を買うかどうかの指標にもなるので、面倒臭がらずにやっておくと、先々の余分な出費も抑えられるようになります。

パラメータ調整と音作りの勉強

演奏の練習や理論の学習もより良い曲を作るのに効果的ですが、それらよりDTMが得意とするのは音作りの領域だったりします。遮音されたスタジオで録ったドライ(加工されていない様子を指す)な演奏音に有名コンサートホールのリバーブをかけたり、オーケストラ楽器に直接アンプをかけたり、本来実現できないような音を作りこむことができます。

コンボリューションリバーブ

汎用的なシンセ音源なら音作りの基本であるエンベロープ、ADSR(Attack、Decay、Sustain、Release)が搭載されています。

エンベロープ

これに加え、楽器の音に合ったリバーブや、シンセ音源ならではのフィルター、オシレーターのパラメータの調整による音の作り方も求められます。全ての組み合わせを試すのはさすがに現実的ではないですが、音源を起動した時点で合いやすいものがかけられていることも多いので、まずそれを調整するところから試して音作りやエフェクトの効果を体感で覚えるのが上達への近道です。「思ったような表現ができないから別の音源を買って実現したい」と考える前に、必ずこれらを試すようにしましょう。機能はだいぶ細分化されていて、搭載されていたのに気づいてなかっただけということも珍しくありません。

オプション

特定奏法の学習や、楽器の細かい種類の把握も大事

初心者でも作曲を始める時にギターを使いたい、ヴァイオリンを使いたいといった率直な方向性は決めることができるでしょう。しかし、ギターのハーモニクス、カッティングやヴァイオリンのトレモロ、トリルと言われるとパッと音を連想できない人も出てくると思います。さらに、音源によってはシングルコイルとハムバッカーやストラディバリウスとガルネリなど、広義では同じ種類の楽器でも音色に若干の差があるものが収録されていたりします。

 

専門的な知識がないとこれらの差を具体的に説明するのは困難ですが、作曲する側としては、それらを文章化することより音の差を覚えて使い分けられるかどうかのほうが重要です。奏法を複数収録した音源なら、本来鳴らない音域を利用して奏法を切り替えるキースイッチ方式か、奏法ごとに独立した形で選べるようになっています。

サンプルトラック3

楽器の細かい種類の差なら、別物として扱われていることがほとんどでしょう。高価な音源ほどこの部分が強い傾向にあるので、自分のDTM環境がどれくらいの水準なのかの目安にもなります。DAWも上位のものを買った場合は、あらかじめ音源に多く奏法が収録されていたりするので、見逃さずに確認しておきましょう。

簡単な基準を設定して、使える音を少しずつ増やそう

最初から複数の音源やモンスター級の音源を導入してしまった人は、確認しろと言われても厳しい状況にあるかもしれません。そういう場合は、General MIDI規格の楽器種類のまとめ方が参考になります。ハードウェアシンセ全盛の頃に使われた統一規格であるため、バランスの良い分類になっており、今使われている音源も似たようなまとめ方で売られていたりします。

 

1~8:ピアノを中心とした鍵盤楽器類、音が減衰する

9~16:鍵盤打楽器類(クロマチック・パーカッション、マリンバや鉄琴など)

17~24:オルガン類、音が減衰しない

25~32:ギター類

33~40:ベース類

41~48:弦楽器類(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)とティンパニ

49~56:合奏、コーラス、オーケストラヒットなど

57~64:金管楽器類(トランペット、トロンボーン、チューバ、ホルン、合奏など)

65~72:リードの木管楽器(サックス、オーボエ、バスーン、クラリネットなど)

73~80:笛の木管楽器(ピッコロ、フルート、尺八、オカリナなど)

81~88:シンセ音のリード系(メロディーに使われやすい音)

89~96:シンセ音のパッド系(伴奏に使われやすい音)

97~104:シンセ音のエフェクト系(シンセで作りこまれた特殊な音)

105~112:エスニック系(シター、三味線、バグパイプなど)

113~120:打楽器類(ティンクルベル、スチールドラム、太鼓など)

121~128:効果音類(FX、SFXという略称が定番)

また、音源側で設定されているカテゴリ名で音を把握していくことも大事です。シンセを例に挙げるとFM、5th、Sequenceといった共通用語がよく使われています。中には検索欄が用意されているものもあるので、異なる音源で共通したものを見つけたりできれば、音の性質や呼び名の把握も格段に早くなると思います。

サンプルトラック bell

「使いたい!」と思える音に出会えたら、作曲のモチベーションにもつながります。

 

今回解説した内容はあまり音楽的ではなく、制作に直接つながらない作業内容にも思えますが、これらの積み重ねが新曲のアイデアを考える時に確実に効いてくるので、ぜひ一度意識的にやってみてください。

 


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プロフィール

よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚