2017.8.3
有名なベースメーカーの名前を挙げて下さいと言われたら一般的に出てくるのはフェンダーやリッケンバッカーなどの名が思いつくと思います。しかし、日本国内においても素晴らしいベースを製造するメーカーが沢山あります。今回は国産のベースを製造するメーカーさんについてお伝えしたいと思います。
長谷川カオナシ(クリープハイプ)meets YAMAHA BB【デジマート・マガジン特集】
日本が世界に誇る楽器メーカー「ヤマハ」。ピアノやその他楽器も素晴らしい製品を製造している。そして弦楽器においてもその技術は受け継がれてい「亀田誠治(かめだせいじ)」さんや「Mr.Big」の「ビリー・シーン」さん、「ドリームシアター」の「ジョン・マイアング 」さん、エリック・クラプトンのサポートメンバーとして有名な「ネイザン・イースト」さんなど名だたるベーシストがその音に魅せられて使用しています。中でもBBシリーズは絶対的な人気を誇り、未だに進化をつづけている名機です。ふくよかな低音とクリアな高音のコントラストが素晴らしいですよね。
FチョッパーKOGA(Gacharic Spin) meets Bacchus Global Series WL〜スケール違いの魅力を学ぶ!
1990年代の中頃から頭角を合わし、今では日本有数のギターメーカーとなった「バッカス」。ジャズベースを基本としたラインナップが目立つが、その作りはかなり優秀であり、パッシブやハイエンドなモデルなどその選択肢はかなり広いというのがこの会社の特徴。海外で作られたコストパフォーマンス性の高いものでもその品質は高級品レベル同等です。ハンドメイドで作られているシリーズはその音の精錬さには誰もがうっとりしてしまうレベルです。相当な研究がなされていると思います。
その昔は「GLAY」の「JIRO」さんのシグネチャーモデルが販売されていたこともある。今は「Gacharic Spin」の 「FチョッパーKOGA」さんが愛用していることも知られていますね。
Sugi / NB5E 33 BUE/30MAHO/NAT【デジマート製品レビュー】
アメリカ製のギターよりも良いギターを作りたい。そして2,30年後には銘器の一品として扱われるモノをこの手で生み出したいという社長の「杉本」さんが長年の考えを形にして出来上がったのがSugi guitersの製品です。近年は多くのプロミュージシャンがその実力に感銘を受け、メインベースとして使用されることが多くなってきました。木の鳴りを最大限に生かすボディ設計とパッシブというベース本来が持つ音がどうすれば最高の音になるかという追求がなされたベースは皆を虜にしているようです。
「ゲスの極み乙女」の「休日課長」さんやスタジオミュージシャンの「FIRE」さん。「美久月千晴」さんなどが愛用されています。
藤谷一郎氏による、ソニックベース試奏動画
今の日本にあって高い人気を誇るロックバンドの一つである「BUMP OF CHICKEN」。このバンドのベーシストである「直井由文 」さんが使用していることで注目されるようになったベースが「SONIC」です。ラムトリックカンパニー が作り出すそのベースは、ベースの主流であるジャズベースやプレジションベースの流れを組みながらも、ターボシステムなどベースが持つ可能性を極限までに引き出そうとする様々なアイディアが含まれています。
FUJIGEN / J-Standard JMJ-ASH-DE-M【デジマート製品レビュー】
フェンダーやギブソンなどの海外一流メーカーの製造委託先として長きにわたり、ギター製造に携わってきた老舗メーカーが「フジゲン」です。現在も他のメーカーの製造をしながらもここ数年は自社ブランド品を生産にも力を入れている。多くの会社のベースのポイントなどを知り尽くしているだけにデザインやその音などにものすごいこだわりを感じることができる。フレットを円弧上に設置し、その立ち上がりのよりサウンドを実現したサークル・フレッティング・システムといった技術には脱帽してします。
次はそんな国内メーカーを紹介したいと思います。各メーカーのベースのレビューとそれを使用しているプロミュージシャンの情報とを合わせて今回も素晴らしいベースを製造するメーカーをご紹介していきましょう。
様々なミュージシャンから愛されている世界的メーカーである「ESP」。元々はヤマハとフジゲンと渡り、ギター設計を行っていた「椎野秀聰(しいのひでさと)」さんが仲間とともに1975年に日本初のオーダーメイド・ギターメーカー「ESP」を作ったのが始まりです。
イメージとしては海外アーティストのシグネチャーモデルが多い為に海外メーカーかと思いきや、実は日本発祥のメーカーなのです。依頼者の希望などにも無理を言わず、対応してその人にぴったりの楽器を作り上げる技術は天下一品だとおもいます。
「LUNASEA」の「J」さんや「Hi-standard」の「難波章浩」さん、「DIR EN GREY」の「TOSHIYA 」さんなど日本だけでなく、世界で知られる有名ベーシストも自分の希望通りのシグネチャーモデルをお願いしていることからもその実力が分かりますよね。
国内では初心者向けのローコスト及び高品質な製品を提供してくれる楽器メーカーとして有名な「フェルナンデス」は、クラシックギター卸売業者「斉藤楽器」が1972年に社名変更したことで出来たメーカーです。
中には「フェルナンデス」、「バーニー」、「P-PROJECT」というギター製造会社があります。「フェルナンデス」はどちらかというと、フェンダー系などを受け持っており、「バーニー」はギブソン系のハードを得意としています。そしてカスタムオーダーでは「P-PROJECT」という住み分けができているようです。
フェルナンデスを大きく注目させたのはやはり「X JAPAN」の存在ではないでしょうか?伝説のギタリスト「hide」さんのモッキンバードのハート柄はやはりエキセントリックなギターとして今でも人気がありますよね。「X JAPAN」でベースを担当する「Heath」さんも一貫してフェルナンデスを使っています。
以前はB.Cリッチのコピーのイーグルベースを愛用していましたが、今はジャズベースタイプを使用しています。他には10-Feetの「NAOKI」さんや日本のキングオブロック「矢沢永吉」さんのモデルも販売しています。
日本のメタル界において大きな功績を残してきたギターメーカーといえば「Killer Guitars」です。日本が世界に誇るメタルバンド「ラウドネス」の「高崎晃」さんにギターを作る為に1987年に出来たメーカーです。
そのルックスからかなり激しい音楽での使用をイメージとしてうけることがあるとおもいますが、音自体はとてもオールマイティでどんなジャンルであれ、その粒立ちの良い音色は素晴らしい出来だと思います。他にも「ディープインサート」と呼ばれるボディとネックの組込みを深くしたジョイント方式で通常のジョイント方式よりも響く低音というのが魅力です。
「X」で活躍した「Taiji」さんやドラゴンアッシュでベースを担当していた「馬場育三」さん、などが使用していました。
楽器製造のメッカである静岡県でピアノとハーモニカの研究開発を目的として「東海楽器」が設立されたのが1947年のこと。その後1960年代よりエレキギターの製造を開始し、日本のギターの歴史において大きく貢献してきたメーカーです。
中でもギターの「Talbo」は爆発的な人気を誇ります。アルミボディという今までにない考え方で見た人の印象に必ず残る楽器です。ベース版も一時期販売されていました。特にアーティストとの契約等はないですが、誠意のこもった作り方で出る音の虜になった人たちは多いでしょう。浜松市のふるさと納税の返礼品として採用されるほど地元にも愛されているメーカーです。
東京都渋谷に構える楽器店「フーチーズ」がオリジナルのギターの可能性を広げるために設立したメーカーです。ギターの他にもエフェクターに関しても独自の感性を基に素晴らしい商品を沢山開発しています。
「Crews Maniac Sound」のこだわりとしては、材料の選定にあります。ほどよく乾燥させた堅い木材を使用し、伸びやかな音色がします。「クールズ」は特にスタジオミュージシャンや技巧派の方にはとても人気が高いです。「サディスティックミカバンド」で一躍有名になり、「おニャン子クラブ」や「とんねるず」の作編曲家で有名なベーシスト「後藤次利」さんはこのメーカーよりシグネチャーモデルを出しています。
どうでしたか?実はまだご紹介できていない素敵な国内メーカーは沢山あります。次回はもっとディープなメーカーもご紹介していきたいと思っていますのでお楽しみに!今回はここまで!
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よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚