初心者のためのデスボイス練習法【はじめてのデスボイス】

2017.4.25

death voice デスボイス

デスボイスが一般に広く浸透

一昔前まではデスメタル勢の専売特許だったデスボイスも、今では一般に広く浸透し、ヒットチャートを飾る楽曲の中でも耳にするようになってきました。デスボイスはうまく取り入れることで曲のパワフルさ、カッコよさが一気に高まりますのでぜひ習得しておきたい技法です。

 

でもデスボイスを出してみたくても練習方法がわからない……、そもそもデスボイスってなんなの?…..。という方が一般的に多いと思います。そんなあなたの為に、今回はデスボイスの種類、練習方法を紹介いたします。

デスボイスの種類

一口にデスボイスといっても、発声方法の違いや音色によって、様々な種類に分類されます。まずは代表的なデスボイスの種類とその特徴をご紹介していきます。

グロウル/グラント

一般的にデスボイスと呼ばれるもののほとんどは、グロウル/グラントに該当します。後述するフォールス・コード・スクリームを用いて発声します。

スクリーチ

デスボイスの中でも特に高い音域のものを指します。後述するフライスクリームという方法を用いて発声します。

ガテラル

デスボイスの中でも特に低い音域のものを指します。ブルータルデスメタルやゴアグラインドなどに用いられることが多いです。

「ピッチ・シフター」と呼ばれるエフェクターを使って機械的に音程を下げることもあります。

ガテラルの中でも特に汚らしいものは下水道ボイスと呼ばれます。

ピッグ・スクィール

その名のとおり、豚の鳴き声のようなデスボイスを指します。こちらもガテラルと同様にブルータルデスメタルやゴアグラインドなどで用いられます。

デスボイスを練習する際の注意点

デスメタルの発声に慣れないうちに無理な練習を続けると、高い確率で喉を痛めてしまいます。こまめに水分を摂りながら練習し、喉に痛みを感じた場合は速やかに中断しましょう。コツを掴むまでは、一日あたりの練習時間は10分程度に留めておくようにしてください。喉に負担のかからない発声方法を習得してしまえば、1時間でも2時間でも歌い続けることができるようになります。焦らずに、無理のないペースで一歩一歩進んでいきましょう。

 

また、練習し始めのうちは特に、体に無駄な力が入ってしまいがちです。余計な部分に力が入っていると思うように発声できず、余計に喉を痛めやすくなってしまいます。常にリラックスをすることを心がけましょう。

 

デスボイスといっても、基本的なテクニックはクリーンボイスと大きな違いはありません。デスボイスの練習に行き詰まった際には、ボイストレーニングの基礎的なメニューを行ってみると良いでしょう。デスボイスの上達に必ず役立ちます。

デスボイスの発声方法

デスボイスの発声方法は、フォールス・コード・スクリームとフライ・スクリームの2つに大別されます。

フォールス・コード・スクリーム

フォールス・コード・スクリームは、声帯に多量の息を送り込むことで声を歪ませる発声方法です。まずは口を閉じて、「犬の唸り声」をモノマネしてみてください。この時点では大きな声を出さなくても結構です。

 

次に、声帯の開き具合を調節しながら、共鳴しやすいポイントを探ります。共鳴しやすいポイントを見つけたら、そのまま口を開けてください。かなりそれっぽくなってきたと思いますが、このままでは声量が足りず、まだまだデスボイスとは呼べません。

 

ここで意識するのが腹式呼吸です。腹式呼吸とは簡単にいえば、“お腹を膨らませながら口で息を吸い、お腹をへこませながら鼻で息を吐く”呼吸法です。いまひとつピンとこないという方は、寝るときのように仰向けで横になってみてください。人間は横になると自然に腹式呼吸を行います。腹式呼吸をすることで、より多くの息を声帯に送り込むことができます。口を開け、共鳴しやすいポイントに多量の息を送り込んでください。これがフォールス・コード・スクリームの基本です。

フライ・スクリーム

フライ・スクリームは、「ヴォーカル・フライ」というテクニックを用いて声を歪ませる発声方法です。まずは口を大きく開けて、「ヤギの鳴き声」をモノマネしてみてください。このときの“ガラガラ声”がフライ・スクリームの歪みの基になります。

 

ヴォーカル・フライを出せるようになったら、これを裏声にブレンドしていきます。おそらく、ヴォーカル・フライを被せた途端に小さな声になってしまうと思います。そこで、ふたたび腹式呼吸の登場です。腹式呼吸によって多量の息を声帯に送り込み、声量を稼ぎます。これがフライ・スクリームの基本です。

 

フライ・スクリームは声帯を閉じて発声するため、声帯の繊細なコントロールが必要となります。息を吸うようなイメージで発声することで、より深く歪ませることができます。また、フォールス・コード・スクリームを行う際にも、ヴォーカル・フライを意識しながら発声することで、喉にかかる負担が少なくなります。

ガテラルの発声方法

ガテラルの発声には、大きく2つの方法があります。

 

ひとつは、喉を大きく膨らませながら前述のフォールス・コード・スクリームを行うことで、グロウル/グラントをより低い音域にシフトする方法。

 

もうひとつは、息を吸いながら喉を膨らませて前述のフライ・スクリームを行う、いわゆる「吸いガテ」と呼ばれる方法です。

 

吸いガテに初挑戦すると、かなり高い確率で噎せますが、お風呂場など湿度の高い場所で練習することで、喉にかかる負担を少なくして練習することができます。一度コツを掴んでしまえば、まず噎せることもなくなるでしょう。

ピッグ・スクィールの発声方法

上記の方法でガテラルを発声できるようになったら、ガテラルを発声しながら舌の先でのどちんこに触ってみてください。舌で喉に蓋をするようなイメージです。そのまま喉や口の形を変えて表情をつけてやれば、ピッグ・スクィールの完成です。発情した豚のように“ヴィーヴィー”鳴きまくってやりましょう。

 

デスボイスは1日では成りません。しかし、コツコツと練習を重ねていれば、必ず身に付きます。この機会に、みなさんも挑戦してみては如何でしょうか。

 


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よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚