2023.3.10
CD制作は難しくはないけど初めてのレコ発ではやり方なんてわからないバンドマンがほとんどだと思います。今回はCD制作からレコ発までの流れを分かりやすく説明しますのでこれを読んでぜひ満足のいくレコ発をして欲しいと思います。
レコ発までの流れはいくつかの工程がありますが、今はネットで調べればすぐ情報は出てきますので誰でも簡単にレコ発が可能です。
えぇ時代や‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››
ちなみにレコ発の意味はレコード発売やレコード発売企画イベントの略です。バンドマンの間ではCDを発売するとき大抵みんな「レコ発」と呼んでますね。
⇒【CDプレスとは何かを知ろう】レコ発前に知っておきたい基礎知識
⇒初めてレコ発するバンドのためにレコーディングスタジオの選び方から作業内容を徹底解説します!
⇒バンドロゴを作成してグッズ収入をゲット??お気に入りのバンドロゴを作る方法!!
⇒バンドグッズ人気物販ランキング10選!おすすめ制作会社も紹介
では7つの流れを説明していきます。
選曲からCD全体のコンセプトまでメンバーと話し合って考えましょう。あなたがレコ発で一番力を入れるべきところです。
・アルバムかシングルか
・何曲入りか
・CDのコンセプト
・どんなCDジャケットにしたいか
・レコーディングはどんな方法で行うか
・流通先を考える
作ったCDをどうやって販売すれば一番売れるのか考えよう。
結構ファンがついていればCDショップに流通したり音楽配信したほうがよりたくさん売ることができます。
まだ駆け出しのバンドは流通すると手数料で損する場合があるので手売りをメインにしたほうがいいかもしれません。そこを考えてプランを立てよう。
レコ発まではいくつかの工程があり慣れていないバンドは大変な思いをするかもしれません。あなたがやるべきこと、どこに依頼すべき、など計画をたててどこかにメモしておきましょう。
商品を流通するためにはバーコード(JANコード)が必要です。今回は流通しなくても今後バンドが成長して流通するかもしれないのでバーコードを取得しておくことをおすすめします。
またCDにバーコードがあったほうが大きい、しっかりしたバンドに見えますのでいいバンドを演出するためにもバーコードがあったほうがいいと思います。
●「JAN企業(メーカー)コード利用の手引き」を購入
財団法人流通システム開発センターや最寄りの商工会議所で購入
1,200円程度
●手引きに必要事項を記入
個人でも取得できます
●登録申請料を払う
10,500円
手引きに付属の払込用紙で金融機関で払う
●取得申請
財団法人流通システム開発センターか最寄りの商工会議所で申請
バーコード取得申請は結構面倒だしお金がかかります。
⇒バーストでプレスした方は無料でバーコード取得代行できます。バーコードについて詳しくはこちら
現在はPCや必要機材が低価格で購入できたり作業も簡単になってきているので誰でもレコーディングできるようになりました。本来はレコーディングのエンジニアがやりますがそれを自分たちで簡単にやれるようになっています。
バンドをやる上で今後は必ず習得しておきたい技術になりますので自分たちでレコーディングする方法も検討してみましょう。
セルフレコーディングの方法もありますが「レコ発」というくらいですから、かっこいい音源を録ることはマストです。なのでレコーディングに関して、極力妥協はしないようにしましょう。もちろん、時間の限りがあるので、いつまでもレコーディングできるわけではありませんが、少なくとも「お金がない…」などという理由で、スタジオに入れないという事態は避けましょう。もし、そのようにして妥協した音源を作ってしまうと、自分たちの中でも後悔が残りますし、お客さんに対しても申し訳ないですからね。
CDを流通する場合はCDの売上も見込める分レコーディングの質にもこだわったほうがいいです。レコーディングスタジオのエンジニアもプロですのでセルフレコーディングでは出せないクオリティーを提供してくれます。エンジニアが業務用機材を使用して手間をかけて作り上げれば手間がかかる分最高のものを作ることができます。
レコーディングはこちらでも詳しく説明しています。
⇒初めてレコ発するバンドのためにレコーディングスタジオの選び方から作業内容を徹底解説します!
音源にこだわるのはもちろんですが、CDの見た目にこだわることも重要です。「ジャケ買い」という言葉があるように、音楽好きの人たちはCDのジャケットも非常に重視します。見た目のカッコいいCDは、確かに買いたくなってしまいますよね。
しかし、カッコよければ何でもいいというわけではありません。自分たちのバンドコンセプトに合ったデザインがいいでしょう。例えば、ポップなバンドなのに、ジャケットが暗いイメージだと、見た目と釣り合いません。自分たちのバンドカラーが、一目でわかるようなジャケットを作ってください。
でも、ジャケットってどうやって作ればいいの?というバンドマンは多いと思います。極論、あなたの書いた絵や、撮った写真をそのままジャケットにしてもいいのですし、インディーズ、アマチュアバンドの中には結構手作りCDを作っているバンドがいます。ですが、これではうまくいかない場合が多いです。あえて手作り感を出したい場合以外はプロのデザイナーに依頼することをおすすめします。
CDを作るには2つの工程があります。
●デザイン会社に依頼
CDジャケットデザインは通常デザイン会社に依頼します。一般的にジュエルケース用デザイン一式5~10万くらい、スリムケース用デザイン一式を4万くらいでやってくれます。
ネットで探すと個人で趣味の延長でデザインをやっているところがあり2万~3万で作っているところもありますがクオリティは下がるので制作実績を見て判断しましょう。
●知り合いのデザイナーに依頼
知り合いのデザイナーに依頼するバンドもたまにいます。知り合いに腕のいいデザイナーがいれば頼みましょう。もちろんデザイナーも時間を切り売りして生活していますので相応のお金を支払いましょう。
ここをケチるとデザイナーも十分な時間をかけられません。
(5,000円で何日もかかる作業を依頼されてもデザイナーも生活できないですよね。よって短時間でできるクオリティーになってしまいます。)
CDプレスとはレコーディングしたマスター音源から原盤(スタンパーと呼ばれる金型)を作製して大量生産を行なうCD作成方法です。
流通されているCDは必ずCDプレスされています。
⇒【レコ発で失敗しない】CDプレス前に知っておきたい基礎知識
CDプレスの価格はプレス業者によって大きく差があります。
例えば
【ジュエルケースプレス 4ページジャケット 300枚】
他社価格例
60,000円~130,000円
ネットで探して安いくて信頼できそうな業者を探しましょう。
バーストではデザインとプレスが同時に頼めるのでかなり簡単です
デザイン会社とCDプレス会社にそれぞれ頼むとその都度面倒なやり取りやわからないことが発生し調べたりする手間がかかります。一度に頼めるなら頼んでしまった方が確実に楽です。
またデザイン会社とCDプレス会社別々に頼むとそれぞれの会社の利益(マージン)を取られますがバーストに頼めばそれを1つで抑えられます。
こんな感じです。
【別々に依頼する場合(ジュエルケースプレス4ページ 500部)】
デザイン会社 75,000円
CDプレス会社 120,000円
合計195,000円
【バーストに依頼する場合(ジュエルケースプレス4ページ 500部)】
CDジャケットデザイン+CDプレス込
(ステッカー、フライヤープレゼント付き、バーコード無料取得)
130,800円
楽に作成できてさらに費用も相当抑えられます。
老舗のディストリビューターで音楽配信からCDショップへの流通までを全てカバーしています。
・全国のCDショップ(タワレコ、HMVなど)
・要通販サイトAmazon、楽天など
・itunesなどの音楽配信サービス
使い勝手の部分でもインディーズバンドには一番おすすめです。
こちらはデジタル配信専門のディストリビューター。大体全てのデジタル配信に対応しています。
その他にもたくさんありますが上の2つが価格とサービスの面でおすすめです。
⇒インディーズでも簡単に楽曲配信可能!TUNECORE JAPANのここがすごい!
ディストリビューターを決めてCDショップに流通する方法を説明しましたがライブ会場での手売りも昔から変わらない一番確実な販売方法です。生のライブを聴いてCDを買ってもらうのがバンドにとってもお客さんにとっても一番の醍醐味だと思います!!セールスの面でも一番確実です!
CDは適切な値段設定をしましょう。安ければたくさん買ってもらえる、という考えは間違っています。実際安売りするとわかりますが売上がすごく伸びるということはありません。さら売っても売っても利益になりません。レコーディングにかかった費用、ジャケットの制作にかかった費用、そしてこれから売れるであろう数を計算して、価格を設定します。本当にいいものを作れば、必ずお客さんは買ってくれますし、自分たちも売っていて楽しく感じます。そのために、妥協のない音源作成、かっこいいジャケット作りは、絶対に必要なのです。
販売方法が決まったらしっかり告知できるように準備しましょう。どんなにいいCDもみんなに知ってもらわないと売るのは難しいです。
レコ発ライブの詳細が決まったら、極力早くフライヤーを作成し、次のライブからバラまきます。目安として、遅くともレコ発の三か月前にはフライヤーづくりを終えているのがいいでしょう。レコ発にはプロモーション期間も必要ですからね。デザインも、文字だけ書いてコピーするというような安っぽいものはやめましょう。貰った相手に「気合が入っている」と思われるようなフライヤーが理想です。心理として、そのようなフライヤーをもらうと、簡単にゴミ箱ポイ、はできなくなります。
また今はSNSがあるので効果的に使えばかなりの告知効果が期待できます。SNSにもフライヤーの画像をアップして告知しましょう。
⇒フライヤーとSNSを使った効果的な告知の仕方はこちらで説明しています
デザイン会社に依頼しましょう。デザインと印刷を高いクオリティで一緒にやってくれます。500枚で20,000円~30,000円でやってくれます。
バーストの場合はCDプレスを行うと500枚フライヤープレゼントが付きます。
レコ発前は忙しい…でもライブは止めない。レコ発の前は、レコーディング、その為の練習、レコ発に出演してもらうバンドとのやり取りなどで、ただでさえ忙しい日々が続きます。しかし、だからといってライブ活動を止めてしまうのは、絶対にNGです。バンドの勢いは、どの程度ライブをしているか?で測られる傾向があります。勢いのないバンドに、当然お客さんは付きません。なので忙しくとも継続してライブ活動は行いましょう。それに、ライブに出るここで、フライヤーを配り、レコ発の宣伝をすることもできます。直接顔を合わせて宣伝できるので、SNSよりもうんと効果が高いですよ。
さあ待ちに待ったレコ発ライブです。CDが欲しいってお客さんが増えるように頑張ってパフォーマンスしてくださいね!頑張った分だけ結果はついてきます。逆にろくに調べもせずに適当にレコ発を迎えるとそれ相応のCDしか出来上がりません。また適当に安く作ったんだということがお客さんにも伝わってしまいます。
しっかりと準備してメンバーと一緒に最高のCDを作り上げてくださいね!!
バンドマンがよくやりがちな間違いがあります。それはなんでも自分たちでやろうとすることです。重要なCDジャケットデザインを自分たちで作ったり。告知のためのフライヤーも自分たちで作ったり。CDショップに流通するならレコーディングもスタジオに依頼したほうがいいでしょう。
確かになるべく予算をかけずに進めたい気持ちはわかりますし重要なことです。でも自分たちでやると作り慣れていない影響からとてつもない時間がかかります。
「ここのやり方がわからない」とネットで何度も調べたりメンバーと「ここはこうしたほうがいい」、「ここがダメだ」と出口の見えない議論をしたり。
私が言いたいのはただ「お金をかければいいものができるよ」ということではなく単純にプロに委託すればすぐにいいものが出来上がってさらにその空いた時間でバイトすればお金も貯まるということです。
自分たちでやると本来稼げるはずだった時給が稼げず、さらにCDのクオリティは下がってしまいということです。おまけに時間もかかってしまいます。
実際に作ってみたらプロに委託したほうがいい作品になってバイトもできて最終的に儲かったってゆうバンドが結構います。
それも踏まえて計画を立てましょう!
CD制作から発売(レコ発)までの流れを説明しました
①レコ発までのプランを考える
②バーコード(JANコード)の取得
③レコーディング
④CDジャケットデザインからCDプレス
⑤委託販売業者【ディストリビューター】を決める
⑥CD告知フライヤー作成
⑦レコ発ライブを頑張ろう!
今日は以上です!
⇒【CDプレスとは何かを知ろう】レコ発前に知っておきたい基礎知識
⇒初めてレコ発するバンドのためにレコーディングスタジオの選び方から作業内容を徹底解説します!
⇒CDジャケットの作り方【素人でもプロ並みのCDジャケットを自作】
⇒バンドロゴを作成してグッズ収入をゲット??お気に入りのバンドロゴを作る方法!!
⇒バンドグッズ人気物販ランキング10選!おすすめ制作会社も紹介
よっしー(田中義一)
1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚