曲の雰囲気に合ったバスドラムを作ろう!DTMのバスドラムの特徴をチェック

2017.10.16

バスドラム

最も低い音でリズムを整えるバスドラムも、ジャンルによって使い分けがなされています。他の音が重なってくると大きな差異が感じられないこともありますが、盛り上がりが引いた局面では、バスドラムが雰囲気に合っているかどうかが問われます。音程が動くことはなく、特殊な奏法もほぼないのであまり作り込む意識がされない音ですが、それでも合わないものを使うだけで求めた雰囲気から遠く離れてしまうので、特徴をつかんでおきましょう。

アコースティックなドラムセットのバスドラム

通常、バスドラムと言われればこれのことを指すと思います。素直な音でどのジャンルにもそれなりに馴染む器用さがあるので、3種類程度集めてリバーブやアンプシミュレーターなどエフェクトで調整するだけでも相当使い回せます。

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特に弱点がなく、加工による作り替えの効果も高い音ですが、生系なのでベロシティの調整はほぼ必須となります。シンコペーションで予想を裏切ったり、パターンの切り替えで印象を変えたり、有機的な演出に向いている音でもあります。

繰り返しに向くシンセのバスドラム

リズムマシンと呼ばれるリズムパターン作成と演奏に特化したシンセからの音が中心となるシンセのバスドラムの音も、独特の特徴があります。ドライな音はかなり短く、アコースティックなものより重厚さがなく妙に軽快だったり、逆に非常に重たくアクの強いものがあったりします。TR-808、TR-909系の音色はシンセのバスドラムでもかなり有名どころで、今やどのシンセ音源にも近しいものが入っている定番の音となっています。

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アコースティックなものと比べると、一定のベロシティとわずかなズレもない完璧なタイミングでの繰り返し演奏に向く傾向があり、ディレイや深いリバーブなど思い切ったエフェクトの使い方をすると曲のメインに据えることも可能になります。テクノではもたつかないさっぱりめのバスドラム、トランスでは綺麗さと響きを重視したバスドラムといったように、繰り返しが重視される電子系の音楽でもジャンルや曲調によって扱われ方が違ってきます。無機質で機械的なバスドラムは、不規則なシンコペーションを多用しても他のバスドラムより違和感が少ないという特徴もあります。元のバスドラムの音が他と違ってざらついていないことが、これらの多様な音のあり方に寄与しています。

劇伴などで使われるオーケストラ系のバスドラム

オーケストラ系のバスドラムは普通のドラムセットのものとは違い、生系でさらに壮大であったりエスニックな雰囲気が伴っているタイプの音です。前者2つは無料の音源でも手に入りやすいですが、こちらはティンパニ(厳密にはバスドラムではない)くらいしか数を揃えられないので、開発に費用がかかりやすい、あるいは手間のかかるものと思われます。映画の劇伴などで緊迫感のある戦いのシーンなどでの曲をよく聴くとわかりますが、バスドラムの役割ながらもシンセの音ではない、一般的なドラムセットにもないような生系の音が登場しています。

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これらの音源はカホンといった楽器のように、既存のものを発想の元にして自作して賄っていることも多いです。劇伴系、オーケストラ系は自力でサンプルを不自由ないほど用意するには時間がかかってしまうので、やりたい曲調が決まっているなら導入を考えておきましょう。このタイプの調整された音はソロ演奏なども十分こなせる優秀な個性を持っているので、モジュレーション系の音の性格を変えてしまう加工はほとんど必要ありません。ディレイやリバーブを調整してその存在感をできる限りアピールするのが、利点を活かす手と言えるでしょう。

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リバーブや複数の使用について

どのタイプのバスドラムも、使う際に気を付けたいのがリバーブの調整です。大抵の作曲講座では「バスドラムやベースのリバーブは抑えること」と教えられます。これは実際その通りで、低い音をぼわぼわさせずに中域以上の目立たせたい音にリバーブを強くかけた方が調和が良くなるためですが、全く禁止されているわけではありません。プロの楽曲においても、リバーブを強くしたバスドラムのトラックを別に用意し、ここぞという時に差し挟むというのはよくされていることです。バスドラムなどの使用頻度の高いパーカッションはソロ用の軽量音源も大抵用意されているので、試すに困ることはないでしょう。

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そう一般的なものではないですが、曲中のバスドラムの音色自体の差し替えや複数同時使用もそこまで難しいものではありません。生系の音の場合、実演奏では複数のバスドラムを一人で扱うこと自体厳しいので、DTMを使えば手軽に表現を追求することができるといえます。また、バスドラムの音は収録時の影響も大きいので、有料の音源やプラグインを導入できる方は、マイクの種類や距離感による補正を加えて音を作るといいでしょう。フィルターやコンプレッサーでも多少代用できますが、バスドラムの音の主張をより緻密に正確に調整するなら、その種類のプラグインが最も効果があります。曲の雰囲気に合ったバスドラムを作るのも、立派な腕の魅せどころです。

 

 

今日は以上です。

 





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よっしー

よっしー(田中義一)

1985年千葉生まれ。バーストのブログを書いている人。デザインも少々。これまで1,000を超えるバンドにデザインを提供してきました。基本サッカー見ながらパソコンいじってる。外出時はパソコンいじれなくてソワソワして落ち着かない。
性格⇒ポジティブだけど打たれ弱い。超リアリスト。
好きなもの⇒ハンバーガー、サッカー観戦、熱帯魚