
東京で活動するポップロックバンド「Hungry Dumpty」の 1st mini Allbum「buffet」のデザインをしました。今回は4ページ、ジュエルケースプレス用CDジャケットデザインデータ作成のお申込みをいただきました。
こちらのバンドは自由な遊び心があるサウンドと3人の色鮮やかなボーカルが特徴の4ピースロックバンドです。
今回のCDのコンセプトは「ビュッフェ」のように様々な曲が楽しめるアルバムということでメンバー全員が作詞作曲を手掛けているのが特徴です。
そのコンセプトを表現できるようにCDジャケットデザインはカラフルで楽しいビュッフェをイメージしたデザインにしてほしいということでした。具体的には様々な花を料理に見立て、ナイフやフォークとお皿もレイアウトしたテーブルを表現してほしいということでした。
表紙のデザインはとにかく一目で曲の楽しさが伝わるようにカラフルで目を引くデザインを意識して作成しました。たくさんの綺麗な花の写真をピックアップして切り抜いてお皿に見立てた四角い枠の中に配置しました。バランスをみて花だけでなく葉っぱもうまく混ぜ合わせています。
ただ花と葉っぱの上にバンド名とタイトルを配置するだけでは面白くないので、立体的に見えるように部分的に花を文字の上にかぶせています。こうすることで文字も一つのお皿の上に配膳された料理のように表現することができました。
最後に蝶やてんとう虫を加えることでより楽しい雰囲気を表現しています。
4ページについては料理を食べ終えたお皿をイメージして作成しています。花びらを2枚残すことで食後の雰囲気を出しています。
2ページと3ページは花を綺麗にシンプルに見せられるようなデザインを心掛けました。普通に配置するだけだとCDの楽しい雰囲気が出ないので花の写真をストライプにブラインドしてふと工夫しました。また花に集まるハチドリも加えました。
バックインレイ外側は表紙ほど目立たせることはなく花を綺麗に表現できるようなデザインを心掛けました。円形のオブジェクトの後ろに花や葉っぱをレイアウトしてデザインしました。カラーや配置を気を付けてよりきれいに見えるように作成しています。
バックインレイ内側についてはブラインドの花の写真がきれいだったのでシンプルに配置しています。
盤面デザインは全体のデザインとの統一感を出すためにバックインレイと同じデザインをしています。というよりは盤面デザインを先にしてバックインレイにも同じデザインを使用しました。CD全体を通してきれいな花の印象を与えられるようなデザインを心掛けています。
帯は全体のカラーを水色系に統一していたので水色で作成しました。下手に模様は加えずにシンプルに作成して表紙の鮮やかさを引き立てています。
今回はオシャレ、楽しい雰囲気が出せるように意識して作成しました。花の写真素材は比較的たくさんありますし綺麗な花を使ったジャケットはオシャレな雰囲気を出すのに最適です。こういったオシャレな雰囲気のCDジャケットを作成希望のバンドは一度ご相談ください。
また、写真をただ貼り付けるだけでなく切り抜いて組み合わせるコラージュという手法を用いたデザインは特に花の写真では有効です。ぜひ試してみてください。