
大阪を拠点に活動している4人組ロックバンド「FREAK OUT」のCDジャケットを作成しました。女性ボーカルがカッコいいバンドです。
今回はジュエルケースプレスのご注文をいただきました。
こちらのCDには「色々なことを抱え込んでくじけそうな人の背中を押す」というメッセージが込められているそうです。
CDジャケットデザインはクールでカッコよくとの要望をいただいておりました。特にCold rainのCDジャケットのような自然体で飾りすぎない雰囲気で作成してほしいとのことでした。
それを踏まえ検討した結果、自然体で飾りすぎないクールな雰囲気を出すために女性の外国人モデルを使用した写真で全体的にダメージ感を出して作成していくことにしました。ダメージを加える理由は女性ボーカルバンドですがロックのカッコよさやクールな雰囲気を出したかったからです。
実際の作成のポイントですが女性モデルはストック写真から雰囲気に合う写真をピックアップして背景は別の写真を組み合わせています。背景は外国の長くて真っすぐなハイウェイの写真を切り抜き高層ビルの写真と組み合わせています。
違和感が出ないようにカラーバランスを調整しました。また、ハイウェイの上にモデルの女性を立たせて影をつけています。裸足の女性を選んだ理由は「背中を押す」というメッセージに合わせて力強く一歩を踏み出す様子を表現するためです。
表紙のデザインの最後にロックな雰囲気を追加するためにグランジ模様のテクスチャを合わせてあえてキズが付いているようなデザインにしています。
歌詞ページは表紙の雰囲気に合わせてビルのガラスの写真を背景画像として使用しました。ガラスに映る空や雲が美しい写真を選びました。サラーの彩度も表紙に合わせて控えめにしています。
バックインレイはビルの中でも少し変わったデザイン性のある写真を使用したいと思いました。表紙と歌詞ページがシンプルでクールを意識したデザインにしたためCDの背面ではさりげないオシャレを入れたかったからです。
ストック写真の中から特殊な作りのビルの写真をピックアップして使用しています。筒状の作りのビルを中から撮影した写真です。複雑に張り巡らされたガラスがオシャレで力強い写真です。タイトルとバンド名を写真に合わせて大きく配置することでデザイン性を出しています。
盤面は表紙の女性モデルのいない背景写真を使用して作成しています。真っすぐな道を前面に出すことで「くじけずに真っすぐ進もう」といったメッセージ性を表現しています。
今回は写真をメインにしたCDジャケットでした。
ストック写真からただカッコいい写真を選ぶだけでなく女性モデルを合成したりグランジテイストの加工をしたり一見シンプルだけどこだわりの詰まったCDジャケットとなりました。
写真の加工はどのような希望にもある程度こたえられるので「こんな感じで加工された写真を使いたい」という要望がありましたら一度ご相談ください。
アーティスト写真の加工も併せて対応できます。