DistanceのCDジャケットを作成しましたので紹介します。
サイケデリックな雰囲気を基調にオシャレな街並み、アーティストのイラストを描いて欲しいという要望で作成しました。街の中には貴族、平民、動物など様々なものが集まりひとつの場所を目指している様子を描いて欲しいという要望もありました。サイケデリックというキーワードがありましたのでまずはカラーを気をつけてサイケ調のカラーで描こうと考えそれに合うイラストで作成を進めました。
幻覚剤によってもたらされる幻覚の世界観がサイケデリックなのでゾウやキリンを描き、背景に花を描くことで少しファンタジーな雰囲気を出し幻覚世界を表現しています。また、花から続くレッドカーペットを描き貴族を歩かせることで身分の高さを表現しています。アーティストは貴族に群がる平民や動物には興味を持たず自分の音楽を貫く様を描いています。
裏面は真ん中に曲名やスペシャルサンクスなどの文字情報を配置するためサイドをメインにイラストを描いています。サイドに大きめの可愛い木、建物を描きそこに群がる動物を描きました。一番下にはサイトURLとQRコードを載せてCDを聴いてくれた方にサイトを訪れてもらえるようにしています。シンプルながら世界観をよく表したデザインに仕上がったので盤面にも共通のデザインを使用しました。
レコ発をする際は手作りCDではなく必ずプレスをしましょう。かっこいいデザイン、プレスしたCDでレコ発するとCDのセールスが2倍~3倍伸びるという結果が出ています。それも当然ですね。あなたは手作りのCDに1,000円払えますか?CDのセールスを伸ばしたいけど伸び悩んでいるバンドの最大の理由はCDが手作りだからです。CDを作るのにだいたい半年、長いバンドで1年をかけて準備する人もいます。でもせっかく準備をしてもCDが手作りでは購入してくれる人が半減してしまいます。これらの努力を無駄にしないためにも必ずプロにデザインしてもらいプレスをすることをお勧めします。
今回の「Distance」の場合、スリムケースプレス2ページ100部にてCD制作を承りました。料金は全て込みで64,200円です。1枚1,000円で100枚売りきれば100,000円となりますので35,800円の黒字となります。そうすれば新たなグッズ販売をしたり次回レコ発時の資金にすることができます。こうやってCDの売上で様々な活動をしていくことがバンド活動の醍醐味で一番楽しいところではないでしょうか。
よく初めてのレコ発なので失敗してもいいように今回は手作りをするというバンドがいます。ですが100枚作って50枚余っても50,000円の売上になりますのでCD制作料金の大部分は元が取れます。それにCDの告知や宣伝の仕方を学ぶことができますので今後のバンド活動において貴重な経験となります。まずは行動を起こしてどうすればCDを売ることができるのか、どうすれば興味を持ってもらえるのか試行錯誤しましょう。そのノウハウが必ず今後のバンド活動に生きてきます。