
福井県のパンクバンドCRAPSのCDジャケットを作成しました。CRAPSはアダルトな雰囲気がカッコイイ王道パンクバンドです。今回は2ページスリムケースプレスのご注文をいただきました。
今回のCDジャケットはドクロとピストンを使用した王道パンクロック系のデザインで作成して欲しいという要望をいただきました。
その他の細かい部分はお任せということでピストンをクロスさせてその上にドクロを配置してデザインさせていただきました。
今回のCDジャケットデザインのポイントはパンクな雰囲気を出すためにモノクロにこだわったところです。影の部分もグラデーションでグレーの色など使うとパンクな雰囲気を損ないますので全て点々を細かく描くことで表現しています。
また背景のブラックの面積が多いとスカスカになり寂しい印象を与えてしまいますので円形のコンクリートでできたようなオブジェを配置しました。これによりパッと見のジャケットの迫力や圧迫感などが出てより印象深いデザインにすることができました。
また華やかさを出すためにバラをドクロの両端に入れています。
最後に四角い枠をいれることでCDジャケット感が高まりました。
歌詞ページはライブ写真を背景にして欲しいということで支給していただいた写真を使用しています。表紙ジャケットのモノクロとマッチしていてとてもカッコイイ写真です。
へたにデザインを加えることはせず曲名のみをシンプルに入れることでパンク系の雰囲気を大事にしています。
盤面はシンプルにブラックにタイトルを入れるパターンかドクロを前面に入れるパターンを考えましたがアーティスト側に確認してドクロを前面に出したパターンを採用しました。
ブラックの中に怒りに満ちた雰囲気のドクロが映えます。
今回はバンドのサイトや曲をなどを確認させていただき渋くてかっこいい大人のパンクを感じましたのでデザインにもそれを表現でいるように意識して作成しました。あまり現代的な表現やデザイン加工をせずに80~90年代のパンクロックを意識してモノクロのカラー配色だけでデザインしています。
ドクロといってもたくさんのバンドからデザインの依頼があり音楽のジャンルも様々です。キャッチーで万人受けするドクロだったりビジュアル系のホラー感の高いドクロ、スケーターパンク系のポップなドクロから今回の王道パンク系のドクロなどです。
学校の授業中にノートにいつもドクロを描くなど数千個のドクロをこれまで描いてきたと自称するイラストレーターがバーストにはいます(笑)ドクロでCDジャケットを作りたいというバンドはご相談ください。